★子どもの近視予防対策の充実〜全市にSVS導入を!!〜

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みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。

 

新たに3期目の4年間の仕事がスタートしました。

 

今回は早速ではありますが、今回の公約に掲げさせて頂いている中の一つ、「●子どもの近視予防対策の充実」についての取り組みをご紹介させて頂きます。

 

先ず、この公約について、その課題認識について当方ホームページ内容より転記致します。

 

 全世界の兆候と同じく、日本においても、小児近視の有病率が著しく増加しています。平成30年の学校保険統計では、裸眼視力が1.0未満の児童が、幼稚園で26.68%であり、小学校では34.10%、中学校では56.04%と過去最悪レベルを示しています。強度近視になると、緑内障、網膜剥離、そして失明へと繋がる重篤な眼疾患に罹患するリスクが高まります。
 小児の近視有病率増加の原因として、スマートフォンをはじめとしたデジタルデバイスの使用環境があると考えられています。スクリーンタイム制限設定の推奨等、一次予防政策の推進します。また、斜視や弱視の早期発見を目的とした3歳児眼科健診の一層の充実の為に、SVS(スポットビジョンスクリーナー)を用いた検査を拡充し、子どもたちの眼を守る取組を進めます。

 

上記のような課題認識を持つ中で、実は令和3年度〜4年度において、川崎市眼科医会の先生方とも連携し、代表質問などでも積極的に取り上げ、幸区及び多摩区における3歳児半健診において試験導入されたSVS(スポットビジョンスクリーナー)を視察してきました。

 

 

1台あたり百数十万円もするSVS購入にあたっては、国から1/2、自治体で1/2の折半で購入しています。

 

私自身も視察をしていて、数人の子どもたちが検査を受けるところを見ていましたが、万華鏡のように光るスクリーンを興味津々で見ているのか、短時間で済むからなのか、検査ができない子というのは見当たりませんでした。(市職員にお伺いすると、障害を持たれている児童など上手に検査ができない場合もあるとのことです。そういった場合は、眼科医にかかるなど医療機関に繋げる形となります。)

 

このSVS検査の結果、大体5%くらいの児童が異常(弱視・斜視)の疑いが発見されるそうで、医療機関に繋がっていく形となっています。

 

SVSが導入されるまでは、自宅での事前調査表を記載して保健所に提出するのみでしたが、幸区・多摩区においてはそれに加えて、SVSでの検査が行われています。

 

この自宅での事前調査表は必要なの?SVSだけで完結するのではないの?と思われる方もいるかもしれません。

 

実は、SVSでも発見出来ない疾患(眼瞼下垂眼球振盪もある為、家庭での調査表と併用した取り組みが必要とのことです。

 

ただ、これまでの自宅での調査表と視力検査だけでは見つからなかった問題が見つけられるようになりました。

 

SVSの導入によって、川崎市の子どもたちの目を守る取り組みは確実に進んだものとなっています。
これを早期に全市(7区すべてで)導入出来るように、さらには今のところは3歳児半健診での活用のみですが、他の年代でも使える代物です。

 

導入促進とともに活用の幅を広げられないかを検討したいと考えています。

 

本日も最後まで読んでいただき、有難うございました。

 


ABOUTこの記事をかいた人

宮前区選出、川崎市議会議員(自由民主党) A型/乙女座/丑年 菅生小・中学校→法政二高→法政大学卒業 2008年4月伊藤忠テクノソリューションズ入社 2014年7月に政治活動に専念する為、同企業を退社 2015年第18回統一地方選挙において初当選。現在二期目。 趣味:剣道四段、空手二段、書道(毛筆三段、硬筆二段)

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