川崎市の待機児童数(平成30年10月1日現在)ちょこっと補足説明
みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
先ずは、メリークリスマス!ご家族・ご友人などと楽しく過ごされましたでしょうか。
我が家では先日一歳になった子どもに、食パンにヨーグルトを塗りたくったケーキをプレゼント。
24日の夜は家族でゆっくり自宅で過ごしました。
さて本日は、川崎市の待機児童数について先日公表がありましたので、詳細資料と共にご報告致します。
平成30年10月1日時点で「252名」が待機児童
クリスマスの日に公表された平成30年10月1日時点の待機児童数は「252名」。昨年同時期と比較し、▲122名となりました。
以下添付してある資料を御覧ください。
「へー、減っているんだ」という印象をもたれる方もいらっしゃるでしょうし、「減っている印象なんてない!うちの子は認可に入れなかった!」という方もいらっしゃると思います。
先ず、前提となるのが川崎市の待機児童数の公表は、年2回あるということ。4月1日時点と10月1日時点の2回です。
マスコミなどでも注目されるのが、新年度・多くの方々にとって入園時期になる4月1日時点の待機児童数です。(平成30年4月1日時点の待機児童数は18名でした)
10月1日時点のものは、期中において例えば、引っ越し等様々な要因で保育所に空きが出来るケースがあります。こういった調整枠的な意味合いが多く、そもそもそれぞれの園において、募集定員が非常に少ない状態です。
多くの子どもたちにとって入所のタイミングは4月になります。
待機児童数 = 認可保育所に入れなかった人数ではない
川崎市だけでなくどこの都市も同じのはずですが、「待機児童数=認可保育所に入れなかった人数ではありません」。
上の資料を一つ一つ丁寧に見ていくとわかるのですが、川崎市の待機児童数はその時期の利用申請者数(保育所を希望し申し込まれた数)から、
・市の保育施策(認定保育園・おなかま保育室・一時保育等)に入れなかった人数
・企業主導型保育施設に入れなかった人数
・育休取得されている状態での申請者数
・特定の保育所等を希望しマッチングしなかった人数
・保育の必要性が認められない方の人数
上記を差し引いた人数 = 待機児童数 になっています。
保護者は、区の窓口で複数の認可保育所の希望を書かれると思います。それぞれの家庭環境や仕事の状況等によって細分化され、ランク付けされるわけですが、すべて駄目だったという方も多いわけですが、それでも待機児童数には「まだ」カウントされません。
右肩上がりの川崎市の保育需要
多くの方が持たれているイメージのとおり、人口が増えている川崎市のおける保育需要は下の図のように右肩上がりが続いています。
他都市でもよく公約などで「待機児童ゼロ!」が高々と掲げている議員をお見受け致しますが、本市の場合は行政と議会にとってそれはあたりまえの共通認識だと私は思っています。議会においても、少しでも保育受け入れ枠を増やせるよう超党派で取り組んでいますし、年々増え続ける予算(市域が狭い&地価も高騰&保育士確保施策も重要)もやむなしとして、応援しているのが現状です。
その結果が、まだまだ不十分かもしれませんが、上図のように伸び続けている「利用申請者数」に対しての「待機児童数」となっています。ただ、待機児童数は先程も触れている通り、一人ひとりが本当に希望する保育を受けられているかといった観点では、そうでないのが現状だと認識していますので今後もできる限りの取組が必要になってきます。
今回は、先日公表された情報に基づき補足情報を入れさせて頂くような形で報告させて頂きました。
過去にも子育て等に関する様々な情報を発信しておりますので、過去ブログも是非御覧ください。
市議会閉会後は、各々の議員は地域での活動等に注力することになります。日によって違いますが、本日は午前中は地域の陳情対応。午後からは事務所で事務仕事に加え、地元・宮前区の野川神明社の大祓いが行われ出席。
一年の邪気を祓うと共に、直会では皆様に一年の感謝と総括をさせて頂きました。
夜は、自民党宮前区連合支部役員忘年会に。
こういった一日でした。
明日は当方事務所にて、元旦にお届けする「後援会だより」の折と封筒詰め作業。後援会女性部役員の方が中心となり、一気に取り組んで頂くことになっています!
本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。