一般質問③都市計画道路横浜生田線(水沢工区)開通に向けた状況について

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みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。

 

さて早速ではありますが、引き続き一般質問で取り上げたテーマについて、ご報告させて頂きます。

 

① 狭あい道路の拡幅整備事業について
 平成29年以降取り上げてきているテーマです。狭あい道路は、日常生活していくうえで、通行上、環境衛生上の問題があるばかりでなく、地震や火災などの災害時には消防、救急活動に支障をきたす恐れがある為、多くの自治体で狭あい道路解消に関する事業を推進しています。
 今回の質疑では、本市の取組の現状。目標設定の重要性。他都市との比較と評価の重要性を中心に伺っています。
 
② 障害者グループホームの入居希望者情報の一元化について
 こちらもかれこれ6年間追いかけているテーマ。本市は市制100周年の本年、人口155万人を突破しましたが、身体・精神・知的、各障害者手帳取得者も確実に増加をしています。グループホーム定員数・施設も増やしてきているのですが、施設計画に重要であるはずの「待機者数」を市として把握していないことを先ず、問題視しています。そして、「待機者数」の把握に加えてグループホーム入居希望者情報の一元化をする事を提案してきました。
 
③ 都市計画道路横浜生田線(水沢工区)開通に向けた状況について
 川崎市第2期道路整備プログラムで令和7年度開通目標となっている「都市計画道路横浜生田線(水沢工区)」についてです。議員1期目から取り上げ続けてきた地元積年のテーマ。令和7年度開通に向けた取組状況を伺いました。

 

今回の記事では、「③ 都市計画道路横浜生田線(水沢工区)開通に向けた状況について」議会でのやり取りを報告させて頂きますが、一枚で分かるこれまでの都市計画道路横浜生田線(水沢工区)に関する動きについては以下、当方の市政報告資料(P.23)からご確認ください。

 

※クリックすると、資料をPDFで確認することができます。

 

それでは、以下議会でのやり取りをご報告させて頂きます。

 

一般質問③ 都市計画道路横浜生田線(水沢工区)開通に向けた状況について

矢沢たかお
本件については、私自身、取り上げ始めてもう間も無く10年になります。
昨年の6月議会でも本件について取り上げ、丁度一年間が経過しましたので、またお伺いをして参ります。
 
地元自治会ホームページ内にある「元石川線貫通阻止委員会」では、次の通りの記載がある。
「横浜市は以前よりこの一連の活動に一定の理解を示し、昭和54(1979)年には市長名で『関係住民の同意なく元石川線貫通に直接関わる事業は実施しない』方針を文書で示しました。」との記載がある。この文書に関する横浜市の見解を本市としてどのように確認しているのか伺う。
(建設緑政局長)横浜生田線水沢工区についての御質問でございますが、横浜市の見解につきましては、昭和54年の横浜市長から地元自治会へ出された文書において、「道路をとりまく状況は以前と変わりなく、従って関係住民の同意なく「元石川線」貫通に関わる事業を実施しない」との方針を示しております。
 近年の打ち合わせ等の場において、横浜市側からは、川崎市域の都市計画道路稗原線に接続する日吉元石川線、及び、向ヶ丘遊園駅菅生線に接続する新横浜元石川線を整備してきており、横浜生田線に接続する元石川線についても道路ネットワークを形成する重要な路線であることや、整備にあたっては周辺地域の方々へ十分な情報提供と丁寧な説明が必要であることなどを確認しております。
矢沢たかお
 同ホームページにおける記載では、「川崎市は北部市場開設の際に交わされた「元石川線は貫通させない」という約束を反故にまでして現在も貫通を目論んでいます。」とあるが、本市との約束の有無について明確に伺う。
(建設緑政局長)横浜生田線水沢工区についての御質問でございますが、本市におきましては、地元自治会ホームページに記載された元石川線に関する約束を示すような文書は確認されておりません。
矢沢たかお
 約束は確認出来なかったとのこと。地元自治会としては、北部市場開設頃にそういったやり取りを行った認識を持たれている中で、本市として当時からどのような状況の変化があり現在の取組へと繋がってきているのか、併せて、変化の過程において地元自治会に対する説明の機会を設けることを試みて来たのか伺う。
(建設緑政局長)横浜生田線水沢工区についての御質問でございますが、本市といたしましては、本工区に並行する都市計画道路稗原線及び向ヶ丘遊園駅菅生線は既に開通し、まちづくりの進展に伴う周辺地域の人口増や高速道路の整備進捗など、本路線を取り巻く周辺環境は当時と比べて大きく変化しているため、交通の分散化や緊急時における道路のリダンダンシーの確保などにも寄与する本路線の整備に向けて、取り組んでいるところでございます。
 こうしたことから、横浜市に対して、横浜市の関係住民との意見交換の場を要請しましたが、関係住民からの同意が得られなかったため、設定できないとの回答を受けた経過がございます。
矢沢たかお
 本市の第2次道路整備プログラムでは令和7年度が開通目標となっている。期限内開通に向けた見解を伺う。
(建設緑政局長)横浜生田線水沢工区についての御質問でございますが、目標年度までの完成に向けましては、横浜市側の関係住民に対し事業への理解を得る必要があるなど、多くの課題が存在しておりますが、工事着手に向けて両市が共通の認識のもと、課題の解決に取り組む必要があると考えておりますので、引き続き、横浜市との協議調整を着実に進め、目標年度までの完成を目指してまいります。

 

まとめ

・ 昭和54年当時、横浜市長名で地元自治会向けに出ている文書に関する横浜市の見解は、「当時と現在では道路をとりまく状況も変わり、当該路線が重要な路線であることや、整備にあたっては周辺地域の方々へ丁寧な対応が必要」という方針である事がわかった。
・ 川崎市としても地元自治会が指す「約束」に関して、確認が出来なかった。いずれにしても、横浜市の見解と同様、当該路線が重要な路線であることや、整備に関する姿勢は明確であり、本市としては令和7年度の目標年度までの完成を目指していく方向性であることが確認出来た。

 

以上が今回の議会でのやり取りとなります。
表面上は動いてないように見えますが、着実に一歩ずつ検討が進んでいる感触を得ています。
継続して取り上げいき、またこうして報告をしてまいります。

 

今回も最後まで読んでいただき、有難う御座いました。

 


ABOUTこの記事をかいた人

宮前区選出、川崎市議会議員(自由民主党) A型/乙女座/丑年 菅生小・中学校→法政二高→法政大学卒業 2008年4月伊藤忠テクノソリューションズ入社 2014年7月に政治活動に専念する為、同企業を退社 2015年第18回統一地方選挙において初当選。現在二期目。 趣味:剣道四段、空手二段、書道(毛筆三段、硬筆二段)

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