予算審査特別委員会にて③〜「宮前区総合防災訓練の充実について」〜

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みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。

 

前回に引き続き、予算審査特別委員会で取り上げたテーマについてご報告してまいります。
 

 

今回は③宮前区総合防災訓練の充実について、ご報告致します。新型コロナウイルス感染症拡大の中、感染対策をしっかりと行った上で実施された、令和2年度宮前区総合防災訓練に参加した際、日頃から地域の避難所運営会議でも活躍し、総合防災訓練でもボランティアに従事してくださっていた地域の方々からの意見を中心に取り上げさせて頂きました。

 

医療・福祉団体との連携強化〜顔の見える関係づくりの必要性〜

矢沢たかお
 2款3項1目危機管理対策費について、危機管理監に伺います。
 平成29年度から年2回実施されるようになった各区の総合防災訓練ですが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、対応に苦慮されたとお聞きしています。令和2年度における実施状況及び、令和3年度で予定されている内容について伺います。
 
 はじめに、今年度の実施状況といたしましては、当初の訓練実施計画では、多様な主体が参加・連携する訓練の推進、災害の特性や地域の実情に応じた訓練の推進、実践的な訓練の推進、応急対策や広域応援・受援体制の検証を計画していたところでございますが、コロナ禍を踏まえた調整において、地域から要望があったことや訓練日が緊急事態宣言期間中となってしまったこと等から、川崎区、中原区、高津区、宮前区、麻生区で1回の実施にとどまっております。
 次に、来年度の計画については現在策定中ではございますが、災害はいついかなる時に起こるとも限らないことから、複合災害を見据えた防災訓練など、コロナ禍だからこそ、工夫を凝らして実施するべきと考えております。
 
矢沢たかお
 宮前区においては本年2月14日に区総合防災訓練が犬蔵中学校及び消防訓練センターで実施されました。緊急事態宣言下での訓練実施は、川崎市7区の中で宮前区が唯一とのことです。今回の宮前区総合防災訓練の内容及び、その目的と成果について宮前区長に伺います。
 
 今回の総合防災訓練につきましては、感染症対策に万全を尽くすことが必要なことから、関係者及び関係団体との協議を重ね、開催方法を検討してまいりました。
 まず、訓練の参加者につきましては、自主防災組織や学校関係者の代表などに特定するとともに、参加時間についても、地区や団体ごとに時間を分散し、会場につきましても一法通行にするなどの対策を講じました。
 また、内容につきましても、自主防災組織が行う独自性のある訓練などを、参加型から展示型することで、感染症対策を図り実施したところでございます。
 参加者アンケートでは、今回の展示型の訓練が「今後の防災訓練の参考になった」と回答された方が9割を超えるなど、コロナ禍における防災訓練として、効果的な訓練になったと考えております。
 
矢沢たかお
 私はこういったときだからこそ、寧ろ重要なことだと先日の総合防災訓練を評価しています。参加された方々からもお聞きしましたが、同じ意見が多かった印象を受けています。
 続けて、宮前区長に伺います。日頃から避難所開設運営にあたられている地域住民からは、総合防災訓練にあたって医療・福祉分野の専門団体との連携も強化していきたい。こういった防災訓練にも一緒に参加してもらって、災害時の地域医療・福祉等の強化といった観点で顔の見える環境を作っていきたい。といったご意見を頂いています。コロナ禍の状況を鑑みながらではありますが、今後の総合防災訓練を計画していく上でも、非常に重要な意見だと考えますが、区長のお考えを伺います。
 また、長引く感染症に対応した防災訓練や避難所開設運営訓練を実施していく事が求められています。来年度の取り組みを併せて伺います。
 
 医療・福祉分野の専門団体との連携強化についての御質問でございますが、災害時の地域医療・福祉党の観点から、専門団体との連携は大変重要だと考えており、これまでも宮前区地域防災連絡会議の「災害時医療部会」や「福祉避難所部会」と連携し、地域住民を交えた訓練や啓発、展示などを行ってきたところでございます。
 今年度は、コロナ禍でも避難所の開設や運営ができるよう、感染症対策資機材の展示など、地域住民に向けた啓発を行ったところでございます。
 コロナ禍にあっても、災害への備えは大変重要と認識しているところでございまして、より一層、医療・福祉分野等の専門団体との連携を強化し、地域におけるつながりを強めることで、宮前区における地域防災力の強化に努めてまいりたいと存じます。

 

 第1回定例会期間中に開催された予算審査特別委員会における質疑は、上記3テーマとなりますが、代表質問における調整、その他委員会における議論など、当方が公約に基づいて取り上げ続けているテーマを個人の質問では追いかけさせて頂いています。

 

 今後も変わらぬ姿勢で、しっかりと取り組んで参ります。
 今回も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 


ABOUTこの記事をかいた人

宮前区選出、川崎市議会議員(自由民主党) A型/乙女座/丑年 菅生小・中学校→法政二高→法政大学卒業 2008年4月伊藤忠テクノソリューションズ入社 2014年7月に政治活動に専念する為、同企業を退社 2015年第18回統一地方選挙において初当選。現在二期目。 趣味:剣道四段、空手二段、書道(毛筆三段、硬筆二段)

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