みなさん、こんばんは。川崎市議会議員の矢沢孝雄(宮前区)です。
市議会第3回定例会が6月12日からスタートしています。
市議会の状況等については、Twitterにて発信をしておりますのでこちらも見ていただけると参考になるかと思います。
さて、今回は「選挙公約と達成に向けた仕組み」について皆様にはお伝えをしていきたいと思います。
自民党川崎市議会議員の場合、2種類の公約を有している議員が多いです。
1つは、2023年統一選挙における「個人の公約」
もう一つは、「自民党川崎市連(組織)としての公約」です。
「個人の公約」は地元に根ざした課題解決を公約として掲げている議員が多いですが、「組織としての公約」=「個人の公約」として使って頂いている議員もいます。私の場合は、前者のスタイルで統一選に臨ませて頂いています。
今回の記事では、当方が自民党川崎市連・政調会長代理としてその企画立案から作成にかかるまで、関わらせて頂いた「自民党川崎市連2023年統一地方選挙公約」、7つの柱と58の約束を実際議会の現場ではどのように実現に向けて取り組んでいるのかについてお伝えをさせて頂きます。
自民党川崎市連2023年統一地方選挙公約
4月に行われた選挙において自民党川崎市連として掲げた公約は、市連ホームページからいつでもご覧いただくことが出来ます。
選挙公約発表に至る過程
公約作成に関しては、前回公約の検証は勿論、その間行われた市長選挙において実施した政策提言や4年間における各所属議員の質問等、多くのインプットからアウトプットしています。
2023年統一地方選挙前に実施した記者会見については以下ブログからご確認ください。
公約実現に向けた4年間の仕組み
公約実現に向けてどのように組織として具体的に進めていくのか。
市連公約を市議団としての活動に結びつけて取り組んでいくことがとても大切です。
つまり、市連政調会と市議団正副団長を中心とした団との連携です。
現在、青木のりお市連政調会長・当方・原のりゆき団長・各務まさひこ副団長・上原まさひろ副団長が中心となって、公約実現に向けて市議会における毎定例会の代表質問に効率的に結びつけ、そして4年間をかけて全団員が公約を意識し、追いかけていく仕組みを構築しました。
これらの取り組みは少なくとも今までの自民党には無かったもので初めての試みです。
そうして4年間で追いかけ続けた公約の一つ一つを、しっかりと次回選挙前には検証をし、記者会見を含め市民に公開し、出来たものと出来なかったものを真摯に受け止めて、次の公約作成に繋げていくことを当面の目標としています。
自民党をさらに強くしたい
なぜこういった取り組みをそもそもスタートしたのかというと、根底にあるのは「自民党市議団をもっと強くしたい」という想いです。
この民間であれば当たり前とも言えるPDCAサイクルを回す仕事をこれまで政治の世界では、丁寧に行われてこなかったと感じています。
「えっ、そういったことって普通にやっているのかと思っていた!!」同世代の後援者から言われることです。
行政や議会は株式会社ではないので、民間企業のロジック全てが勿論当てはまるわけではないのですが、民間にとって当たり前の事を政治の世界でも当たり前にしていかなくてはならない部分も多々あります。その一つが、言いっぱなしの公約からの脱却だと思っています。
自民党議員は昔から個人商店と言われてきました。
個人商店には個人商店なりの良さがあり、一人一人が良い意味でも悪い意味でも独立していて、連携した取り組みが弱い部分がありました。
背骨を持って20名弱の市議団が、一人一人は個別のテーマを持ちながらも組織として同じ方向を向いて戦略的に4年間議会活動を展開できたら更に自民党市議団は強くなると思っています。
これはどこの議会でも通用する仕組みではないという事を前提ではありますが、私が政調会長代理として今の任を与えられている間に、今後誰が進めていっても仕組みが回るよう議員同士の協力を頂きながら、水面下で汗をかいていきたいと思います。
今回も最後まで読んで頂き、有難う御座いました。
また次回もどうぞ宜しくお願い致します。