一質①川崎市のバス乗車環境をさらに良くしたい〜バス停へのベンチ等拡充について〜

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みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
 
昨日のブログでも掲載した今回実施した一般質問の中で、本日は「市内バス停におけるベンチ設置の拡充ついて」における議論の内容を報告していきたいと思います。
当方が議会で取り上げるテーマの多くは、「地域の課題」がきっかけのものです。本件についても地域の陳情がきっかけでした。
 

  • 市内バス停におけるベンチ設置の拡充について
    → 進む高齢化を見据え、特に民間バス事業者路線のバス停におけるベンチ設置の拡充に関する質問(市議会初)
  • 緑地政策における農地の位置付けと取組みについて
    → 都市農業振興基本法施行以来、本市では経済労働局としての議論は活発なれど、他局での議論が乏しい状況。都市緑地法改正を機に、緑地行政の中における農地の位置付けと役割、今後の保全と活用について質問。(市議会初)
  • 鷺沼駅周辺再編整備に伴う公共機能の移転について
    → 公共3施設移転の方針を定めた基本方針が2019年3月末に公表。多くのパブコメを受け、様々な観点を追加したが大枠の方向性は堅持。移転を考えていく上にあたって、課題を明確化させ建設的な議論を経て、懸念を抱く区民にも納得してもらう計画に導くことを目的とした質問。
 

歳でバスを立って待っているのが辛い・・・

「だから〇〇バス停にベンチをつけて欲しい」。こういった話をよく地域の方から伺います。
私自身、相談を受けた後現地に伺った際、先ず確認するのは「ベンチが設置できる環境かどうか」です。

川崎市の場合、ベンチ設置や上屋根には市が策定している「ベンチ等の占用規定」に合致している必要があります。
 

  • ベンチ設置後の歩道の有効幅員は2m以上あるのか(車椅子が通れるようにする為)
  • 道路下にベンチ等を設置しようとした場合に邪魔となる埋設物は無いか(上下水道管など)

 
そして、上記に加えてものすごく大切になってくるのが、「どこが管理しているのか?」です。
 
今回はこの部分について、議論を深めているのと同時に課題を明確化させ、今後川崎市域でベンチや上屋の設置がさらに進むようにするためにはどういった事が必要なのか?について議論を致しました。
 

以下、実際の質問のやり取り

 

矢沢たかお
高齢化が進む中、高齢者が外出しやすい環境づくりを進めていくことは大変重要な取組みであります。バス停におけるベンチ設置は市バス・民間バス問わず、多くの市民から充実が求められています。バス停や歩道のベンチは、道路管理者の許可を得ての設置となりますが、ベンチを設置した後の有効幅員が2m以上確保されていることなど、諸条件を満たした場合に限り設置が認められています。
他方、こういった「ベンチ等の占用規定」に合致しているのにも関わらず、ベンチが設置されていない、予定もされていないバス停が民間バス路線を中心に多く存在しています。これまで本市はベンチ設置要望に関し、民間バス事業者とどのような折衝を行ってきたのか、その結果どのような成果が出ているのか伺います。民間バス路線において、設置が進まない理由及び、今後の方向性をどのように考えているのかをヒアリング出来ているのか伺います。出来ているのであれば、その内容を伺います。
 
民間バス事業者が管理するバス停留所に、ベンチを設置して欲しい旨の要望が市バスに寄せられた場合につきましては、民間バス事業者にその都度、要望の旨を伝えているところでございますが、その結果については、把握してございません。
民間バス事業者への今後の方向性などのヒアリングにつきましては、市バスでは実施しておりませんが、ベンチの設置費用やその後の維持管理等が課題であると、民間バス事業者から伺っているところでございます。
 
矢沢たかお
引き続き、ベンチの設置基準について交通局長に伺います。
 
(作成した以下資料をディスプレイで表示)
 
 
ベンチ等の占用規定上、設置が可能であり、市バス民間バス、双方が使用しているバス停において、写真のように片方はベンチが設置されているにも関わらず、もう片方は設置の予定もないバス停が市内には存在しています。市民目線では理解できない状況となっていると考えますが、何故こういった状態になっているのか伺います。
 
交通局長
市バスが管理しているバス停留所につきましては、道路管理者が定める道路占用許可基準等に合致した設置可能な箇所には、ほぼ設置が完了しているところでございます。
しかしながら、民間バス事業者が管理しているバス停留所につきましては、その事業者の責任により、ベンチの設置や維持管理等を行うことになっていることから、ベンチのないバス停留所も存在しているところでございます。
 
矢沢たかお
正式なヒアリングは行っていないが、事業者間同士の話の中では、民間バス事業者にとって、ベンチ設置にあたっては維持管理に課題があるとのことですが、市バスとして、以前の青いベンチからこれまで更新を進めてきた茶色のベンチに置き換わった事により、維持管理面を含め、どのような効果があったか交通局長に伺います。
 
交通局長
市バスが管理するベンチにつきましては、日頃から職員が清掃や破損状況の点検を実施するなど、適切な維持管理を行い、利用者の快適性の向上に努めているところでございます。
また、現在のベンチにつきましては、耐久性・長寿命化及び都市景観に配慮し、順次、更新を進めてきたものでございまして、その効果につきましては、耐久性の向上による破損の減少や、重量化による横転の減少の他、形状の拡大など利用者が使いやすいベンチとなっているところでございます。
 
矢沢たかお
乗車人員のシェア率、市バスが4割、民間バスが6割となっている実態からも進展する高齢化への対応を見据え、すべての市民にとってより満足度の高いサービスの提供に向けた取組みを進める為には民間バスの協力が不可欠であります。先ずは、乗降環境の充実を目指し、長年の課題でもあるベンチ設置に向けた協議を民間バス事業者と進めていくべきですが、市バス・民間バス事業者との情報共有等を含めた協議会を持つ、まちづくり局長に見解を伺います。
 
まちづくり局長
民間バス停留所のベンチにつきましては、高齢化社会を迎える中で、バスの利用環境向上のための必要な設備と認識しているところでございます。
これまでも、地域要望をバス事業者へ伝え、ベンチの設置をお願いしてまいりましたが、本市とバス事業者で構成する「川崎市・バス事業者連絡協議会」を通じて一層の情報共有を図るとともに、整備に関する課題などを含め、関係者で意見交換を行ってまいります。
 

今回の成果は・・・

 

これまで、答弁のあった「川崎市・バス事業者連絡協議会」で民間バス停も含めたベンチ拡充についてが議題として挙げたことは無かったのが現状です。
 
今回の議論で市として、
 ・民間バス停においても、ベンチは必要な設備であること
 ・今後は同協議会でしっかりと意見交換を行っていく

 
このことをしっかりと答弁いただけた事は大切な一歩が踏み出せたと考えております。
今後も定期的に取組み状況をモニタリングしながら、市民のバス乗車環境が改善に向かうようしっかりと取り組んで参ります。
 
明日は、次の質問テーマについて詳細の内容を掲載していく予定です。本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 


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