予特質問①身近なスポーツ施設整備〜公園へのバスケットゴール設置に向けて〜

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みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。

 

令和4年川崎市議会第2回定例会が2月14日から3月18日まで開催されています。
今回は定例会中に開催された予算審査特別委員会において、当方が取り上げた以下テーマについてご報告させて頂きます。

 

① 身近なスポーツ施設整備について(公園へのバスケットゴール設置)
 市民からの要望の多い内容であります「ボール遊びが気軽にできる環境整備」。公園における制限が増える中、気軽にボール遊びできる環境そのものが無くなってきています。その中でも、とりわけ人によっては迷惑施設として分類されがちな、バスケットゴールの設置について設置推進の立場で伺いました。
 
② 学習支援・居場所づくり事業について(貧困の連鎖の防止)
 本事業は、生活困窮者自立支援法を根拠とし、「貧困の連鎖の防止」に向けて、生活保護受給者世帯及びひとり親家庭の子どもたちの高校進学等を支援するため、小学5・6年生及び中学生を対象に実施している事業です。現代の社会課題へのアプローチとして大変重要な事業であり、さらなる取組の充実が必要です。一方、「適正な予算執行」という観点においては、次のような問題が発生している事を訴え、改善に向けた提案を行いました。
  
③ ごみ収集車の事故防止対策について
 2016年8月27日に、集積所のごみ収集作業中にごみ収集車が無人の状態で約9メートル自走した結果、集積所ブロックに衝突、さらに後方駐車場に停車していた軽自動車に衝突するという事故が宮前区菅生ヶ丘で発生したことをきっかけに、その年の議会で、官民の「安全」に対する意識の違い事故件数・率の調査結果を具体的に示し、改善の必要性を訴えました。それから、5年が経過し、その状況を取り上げました。
   

 

今回は、上記3テーマの中から「① 身近なスポーツ施設整備について(公園へのバスケットゴール設置)」の議会でのやりとりを含め、ご報告をさせて頂きます。以降、実際の議会でのやりとりを掲載させていただきます。

 

① 身近なスポーツ施設整備について(公園へのバスケットゴール設置) 

矢沢たかお
8款8項1目公園緑地施設費のうち、大小公園整備事業費について伺います。
大小公園整備事業費には、身近なスポーツ施設の整備に向けた取組として、750万円が計上されています。具体的な取組内容について建設緑政局長に伺います。

 

 身近なスポーツ施設整備についての御質問でございますが、来年度の具体的な取組内容といたしまして、公園緑地において誰もが気軽にスポーツを楽しめる場の提供を目指し、委託により、市民からの要望が高いバスケットゴールを試験的に設置し、体験できる場を融して利用者や地元の方々へアンケートを実施することで、その効果や常設に向けた課題を整理するなど、検討を進めてまいります。

 

矢沢たかお
続けて、建設緑政局長に伺います。本市は、2020年9月ブレイブサンダースとSDGsプロジェクト「&One」の協定を結び、官民ともに地域の身近なところで気軽にバスケットが行える環境整備が求められています。今回の取組は、地域からの要望も強いものですので、是非前向きに進めていただきたいところですが、一方で、これまでバスケットボールのゴール設置を巡っては、地元町内会・自治会が設置に向けて意欲的でも、一部の周辺住民の理解が得られず設置が出来なかったことがあります。   
 市内7区の設置状況及び、今回の事業では、そういった点をどのように進めて行くのか伺います。また、具体的な候補地についても併せて伺います。

 

 市内の状況につきまして末永高之面(すえながこうのめん)公園、千年(ちとせ)中央(ちゅうおう)公園(こうえん)、野川中公園、東名堰第2公園、三田第2公園、丸山こもれ園の6カ所に設置しております。
 設置への進め方につきましては、音や夜間利用などの課題がございますことから、現地確認を行い地元の方々から御意見を伺った上で候補地を選定し、調整を行いながら取組を進めてまいります。

 

矢沢たかお
 意見要望です。ボール遊びが身近な環境で出来るようにして欲しいというニーズを多々いただくわけでありますが、とりわけ、バスケットゴールについてはそのスポーツの特性上、公園等へのゴール設置を熱烈に求められる方々が多くいる一方、いわゆる迷惑施設として捉えてられてしまう部分もあります。
 今回の施策、応援をしておりますので、ゴール設置について是非地域の皆様にご理解いただけるよう取組を進めていただくこと、また宮前区においては現在一つのゴールも無い状態である為、菅生緑地等大規模な都市公園を中心に設置の検討を要望致します。

 

<まとめ>
 
・これまで、地域からの要望等が中心で設置できるかを各区道路公園センターが検討するというのを個別に行っていたが、令和4年度予算で本庁側が関わり、各区道路公園センターと相談をしながら、試験的にバスケットゴールを設置していく取り組みがスタートする。
 ・先ずは設置をしてみて、その後、地域の反応を注視しながら定着に向けて進めていく、公園でバスケットボールができる環境整備に向けて前のめりな姿勢

 

 上記、議会でのやりとりでも記載しましたが、過去、宮前区で初めてとなるバスケットゴール設置に向けた取り組みに関わったわけですが、最終的にはやはり「音や夜間利用」がネックとなり、一部住民から理解を得られず、設置ができなかったことも経験しています。その後、当該地以外の場所での模索や設置要望を続けてきた結果が、今回の市の取り組みに繋がっています。

 

 

宮前区の公園では初めて!〜バスケットゴールの新規設置に向けて2〜

2019.08.02

宮前区の公園では初めて!〜バスケットゴールの新規設置に向けて〜

2019.03.18

 

 この取り組みを今後も注視しつつ、川崎市域・宮前区の可能な公園でバスケットボールやボール遊びができる環境構築に向けて、取り組んでまいります。

 

次回も、引き続き予算審査特別委員会で取り上げた内容をご報告してまいります。

 


ABOUTこの記事をかいた人

宮前区選出、川崎市議会議員(自由民主党) A型/乙女座/丑年 菅生小・中学校→法政二高→法政大学卒業 2008年4月伊藤忠テクノソリューションズ入社 2014年7月に政治活動に専念する為、同企業を退社 2015年第18回統一地方選挙において初当選。現在二期目。 趣味:剣道四段、空手二段、書道(毛筆三段、硬筆二段)

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