みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
首都圏においては、東京都を対象に緊急事態宣言が発令される中、川崎市においては、屋外行事(スポーツ)を中心に土日の感染対策と簡略化・時短を含めた開会式等が少しずつ戻ってきました。本日は、令和3年度宮前区春季ゲートボール大会、第20回宮前区区長杯争奪軟式野球大会が行われました。
今回宮前区区長杯が行われた北見方第一野球グランドですが、この軟式野球場にて、硬式ボールを使っての野球が状態化しているという不適切な利用が確認されたことをきっかけに、この北見方第一・第二野球グランドが本年に入り、一時使用休止となっていました。
硬式ボールですので、打球が人体にあたれば大変な問題となる上、当該チームに対しての注意が入っていたのにも関わらず対応が変わらず、早急に対応しなくてはいけない安全上の問題があるとの判断で使用休止となりました。
同時に、市として、北見方球場を公共施設予約システム「ふれあいネット」から、民間の利用調整団体に委ねていくということで、北見方野球場のある高津区の中でも、特に下野毛・北見方・諏訪、それぞれの地元町内会、高津区軟式野球関係、宮前区の軟式野球関係を取りまとめ、参加チームそれぞれが譲り合いの中で、子どもから大人まで使い勝手と納得性のある利用調整団体を目指し、利用調整団体が設立されました。
この利用調整団体になぜ、宮前区が入っているのかというと、一つの理由に、平成28年10月に川崎市議会に提出された「請願第29号川崎市公共施設である軟式野球場を安全に利用できる施設改善および利用向上に関する請願」の趣旨採択をきっかけに、全市的にも他区とは異なる宮前区のグランド事情に対する理解と、できる限り宮前区の野球グランド確保に努めていく方向性を共有した市議会での議論がありました。
もう一つの理由に、そういった利用調整に長けた、実績と行政からの信頼を積み重ねてきた団体「川崎硬式野球協議会(以下、川硬協)」が主軸となって、この利用調整団体を作り上げたという点にあります。軟式なのになぜ硬式の協議会が?と疑問符がつく方もいるかもしれませんが、元々は、軟式専用の北見方野球場で硬式野球を続けてきた団体があったことが問題で、本件はスピード感を持って動き始めました。川崎市内の公共施設で発生している硬式野球に関する問題を、市からこの川硬協が相談を受け動いた経緯もあります。
その為、4月25日現在、川崎市のホームページでは北見方第一・第二野球場については、以下のようにアナウンスがされています。
本件は、令和3年度4月1日から始まった取り組みです。
これまで他区と異なり、一つもグランドが無い宮前区でグランド問題を抱えてきた区内野球団体にとっては、野球グランドが2球場加わったことは非常に大きいことであり、非常に感謝されている状況です。運用が始まったばかりで課題もありますが、一つひとつ協力しながら取り組んでいきたいと思います。
大切なことは一過性のものではなく、継続していくことです。北見方野球場の利用が円滑かつ適正に行っていけるよう今後も連携をしていきたいと思います。
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。