みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
さて、今回は前回の記事(潮見台浄水場前への信号機設置)に関連して、市道菅生433号線の整備についてご報告させて頂きます。
先ず、市道菅生433号線というのは、「稗原公民館交差点から潮見台浄水場前バス停付近までの現況幅員約6メートルの市道」の事を指します。
これをお伝えしても正直言って地元の方しかわからないと思いますが、それでも地域の方々にとっては説明を受ければ、「あ~あの道路のことか。」と直ぐにピンと来る話でもあります。
先ず、当該道路の場所についてですが地図で御示しすると以下の通りとなります。

地図赤枠で囲っている道路が市道菅生433号線
川崎市側から横浜市方面に抜ける主要道路の一つにもなっている市道菅生433号線はバスも頻繁に通行し、多くの歩行者に利用されている道路です。
とりわけ、付近に学校が複数存在していることもあり、登下校時においては非常に多くの学生が利用しています。しかしながら、当時は歩道が設置されていない道路でした。このことから、地元の多くの皆様からの要望があり、計画幅員11メートルに拡幅し、そのうち両側に2メートルの歩道を設置する計画で事業を進めてきたという経緯があります。
川崎市議会で当該路線について初めて取りあがったのが平成25年の事で、当時取り上げたのは私・矢沢孝雄の先代議員、父・矢澤博孝でした。
その後、平成27年度より、歩道確保による安全性向上を目的とした大規模な改良工事が現在も行われており、改善が進んできました。
当時の写真と改良工事後の写真を見比べてみたいと思います。
- (改良工事前)道路も歩道も狭く、多くの通行者にとって危険な状態であった
- (改良工事後)道路も歩道も広がり多くの通行者が安全に利用できるようになった
- (改良工事前)歩道幅員が確保されておらず、多くの通行者にとって非常に危険な道路であった
- (改良工事後)道路も歩道も広がり、通行者が安全に利用できるようになった
上記の写真を見れば一目瞭然。
道路改良工事によって、利用する多くの通行者にとって安全な道路になりました。
市道菅生433号線は、先ほども記載したとおり、平成27年から工事着手し始め、全体が完了したのが本年度、令和4年度となりました。(資料中、令和2年度道路整備工事(予定)とある工事は、全体工程の遅延もあり最終的に2年延長されました)改良工事がどういった時間軸で進められてきたのかがわかる資料が以下となります。

改良工事は遅延や用地買収で難航し、買収が出来なかった土地も一部残してしまいましたが、大枠としての地域の皆様に喜ばれる事業となりました。
その一方で、当時は大きな課題として挙がっていなかったが、工事が進むにつれて、解決して欲しい課題が別に浮上してきました。
それが、前回の記事でお伝えした「潮見台浄水場バス停付近の安全対策(押しボタン式信号機の導入)」です。
詳しい内容は本記事では省きますので、どのような課題であったのか、どうやって信号機を導入したのか、については上記リンクから記事を参照ください。
平成27年度から始まった市道菅生433号線の改良工事は、大変重要な地域課題として捉え、用地買収に応じてくださった地主さんをはじめ、地域の方々一人ひとりのお力が無くてはここまでの改良工事とはなりませんでした。そして、大きな追加課題として入ってきた交差点改良からの信号機設置に至るまで、川崎市道路行政を所管する建設緑政局の皆様が本当によく頑張ってくださったのだと思います。
様々な方々のお蔭で、地域がまた一つ良くなりました。
市道菅生433号線の話は以上となります。
今後も地元密着で地域の課題解決に尽力しつつ、地域の課題から川崎市全体の課題を想像し、ボトムアップ型の提案を今後も心掛けて市議の仕事に邁進してまいりたいと思います。
今回も最後まで読んでいただき、有難うございました。