すべてが人海戦術!?〜川崎市の大雪対策・除雪作業計画〜

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すべてが人海戦術!?〜川崎市の大雪対策・除雪作業計画〜

 
みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
 
今日は第4回定例会で取り上げた以下内容の内、「大雪対策・除雪作業計画等について」ご報告させて頂きます。

 矢沢たかおの「一般質問項目」
 ① 大雪対策・道路除雪計画等について
→  今年1月〜2月の大雪における市内の混乱を受けて(山坂多い宮前区特有の課題)
 ② 多世代同居・近居の取組について  
→  昨年の第4回定例会に引き続き(中長期での注力項目)
③ 障害者グループホームの待機者数等について
→  地域活動を通じて頂いた相談をきっかけに
 ④ 学校給食における市内産農産物の活用状況について  
→  議会で初めて提言し実現に至った【給食x都市農業】(注力項目)

市内最大積雪23cm!救急搬送者41名、幹線道路も通行止めに・・・

都市部ではそもそも降雪の無い年もありますし、大雪対策が進んでいないところが多いのが現状です。
 
ですが、昨今の異常気象は猛暑だけに限りません。本年1月〜2月にかけて本市を含め首都圏で降った大雪では、多くのけが人をはじめ、人口が集中する都市部で大きな混乱を招きました。本年レベルの大雪は平成26年以来、4年ぶりでした。
 
それは本市においても同様であり、降ってしまった時には思っても「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ではありませんが、川崎市の対策がいままで進んでこなかった事が質疑を通してわかりました。果たして、150万人都市のインフラを守る機能がこれで良いのでしょうか・・・
 
今回の質疑におけるポイントは以下のとおりです。
 

・2018年1月〜2月に発生した大雪の状況及び被害では、市内最大23cmの積雪を観測され、救急搬送者は41名にも上り、都市計画道路横浜生田線(宮前区の清水台〜多摩区の府中街道をつなぐ道路)で道路凍結による5時間の通行止めが発生した。
・宮前区を含め、道路公園センター職員を中心に動員がされたが除雪作業・凍結防止剤散布は「すべて人力」によるものだった。
・今後については、人海戦術では限界があると考え、凍結防止剤の効率的な散布方法を検討することになった。

道路の凍結を防げ!〜車載型凍結防止剤散布機の導入を提案!〜

矢沢たかお
大雪対策・道路除雪計画等について、建設緑政局長に伺います。
本年の1月から2月かけて発生した大雪によって、市内では最大23cmの積雪が観測され、雪で転倒などによる救急搬送が41件、雪によるスリップ等の交通事故に伴う救急搬送が3件発生するなど、市内でも大きな混乱が見られました。先ず、本年の大雪時における除雪作業及び、道路の凍結防止剤の散布作業における実際の対応状況を伺います。
建設緑政局長
除雪作業につきましては、歩行者の利用頻度が高い主要駅の駅前広場や、通学路となっている横断歩道橋、跨線橋、バス路線にある坂道などを優先して除雪作業や凍結防止剤の散布を行い、歩行者や車両の安全を確保しているところでございます。
本年1月22日から23日未明の大雪につきましては、各区区役所道路公園センターの職員179名(全区合計)と、一般社団法人川崎建設業協会に応援を要請した、宮前区23名、多摩区33名の合計56名の特設作業隊が、人力による除雪作業などを実施しています。
また、本年2月1日から2日の大雪につきましては、各区役所道路公園センターの職員94名(全区合計)が人力による除雪作業などを実施したところでございます。
矢沢たかお
除雪作業も融雪剤の散布作業もすべて人力とのことです。いくら駅や歩道橋を中心とした対応に限定しているとはいえ、行政職員と協力いただける特設作業隊の人海戦術だけでは限界だと考えます。
雪害に慣れていない本市のような都市部においては、官民問わずの地域の助け合いの精神が大切なことは言うまでもありませんが、精々自宅・事業所前が限界というところも多く、幹線道路やバス路線道路を中心に、生活道路も含め道路の凍結は、山坂の多い宮前区や北部地域においては深刻な被害を及ぼしている状況です。(ディスプレイ)
今後高齢化が進む本市においても、転倒によるけがの発生などの被害を極力抑える為の施策は重要と考えます。融雪剤を駅や歩道橋だけでなく、凍結が予想される生活道路や坂道等にも拡大し、散布する為の施策が必要と考えますが見解と対応を伺います。
建設緑政局長
大雪時の対応につきましては、これまで、職員と特設作業隊が除雪作業や凍結防止剤の散布を人力で行ってきたところでございますが、本年1月には多摩区枡形1丁目交差点から根岸陸橋交差点までの主要地方道横浜生田線におきまして、路面の凍結による車道の通行止めが約5時間にわたり発生する事例等がございました。
今後の対応につきましては、これまでの対応に加え、幹線道路や凍結のおそれのある箇所について各区役所など関係部署と連携し、他都市の事例を参考にしながら、効率的な凍結防止剤の散布方法などについて検討してまいります。
矢沢たかお
効率的な凍結剤防止剤の散布方法について検討するという答弁を頂きました。先程も申し上げましたが、人力による散布には限界があります。車載型の凍結防止剤散布機などもあるようですので、こういったものの活用も視野に入れた検討をお願い申し上げます。

 
 除雪車を各区に導入できればよいのかも知れませんが、様々な観点からコスパが明らかに合いません。しかも、どこまでいっても本市のような雪が降るか降らないかが分からない都市においては、大雪に慣れた職員が育ちません。大型機械を導入しても宝の持ち腐れになるばかりか、維持コストばかりが目立ってしまいます。。。
 今回の質疑を通じて、事前調整においても行政職員から前向きな話が多数出ていましたし、凍結防止剤の散布方法が抜本的に見直しが図られるのではないかと考えています。市民が安全に生活できる環境整備に向けて、これからも注視していきたいと思います。
 
本日も最後まで読んでいただき、有難うございました。
 


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