高校三年生からの質問に対する回答〜同性婚について〜

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みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。

 

当方事務所では、日々様々なご相談を受けています。
アクセスする方法は、直接来所、電話連絡、郵便・手紙、メールなどさまざまです。

 

どれが特別多いというわけではありませんが、川崎市全域からいただいたご相談に対して宮前区民だろうが、そうでなかろうが事務所一同、丁寧に対応することを心掛けています。

 

一方で、他人を誹謗中傷する内容であったり、匿名・住所連絡先等、必要事項を記入頂けていない方からのお問い合わせについては、基本対応しておりません。

 

今回は「高校三年生からの質問に対する回答〜同性婚について〜」について、お伝えをしてまいりますが、これも実際に当方ホームページ経由で高校三年生からお問い合わせ頂いた内容となります。

 

個人情報及び在籍高校については伏せて記載していきますが、どうやら学校の授業の一環で弁護士を招いてジェンダー問題について考える時間があったようです。そして、同じような問い合わせが複数件、当方だけでなく、同僚市議会議員、県議会議員のもとに届いているようです。

 

ちなみに、私にはすでに複数人から同様の問い合わせが来ています。

 

このことから、恐らく授業で地元の議員のホームページなどを調べて、「自分の意見とともにその議員の考えを聞いてみましょう!!」といった授業が展開されたのだと思います。加えて、そのメールの問い合わせに対する回答期限まで設定されている様子を見ると、課題か何かになっていて提出する必要があるのかもしれません。

 

当方をはじめ、同僚議員等に対して問い合わせをいただくことは全く問題のない行為です。
私も受けたお問い合わせに対して、高校生ということもあり、なるべくわかりやすい表現とともに、真摯に回答したつもりです。

 

ですが、周りの同僚議員とこの件の話をした際、何度こちらから連絡しても連絡がつかないといった音信不通の学生、回答に対して音沙汰無しの学生ばかりだったようで(ちなみに私の場合も回答した内容に音沙汰ないまま早数週間・・・)、私だけでなく、多くの議員が「これ、本当に授業があったのか?本当に高校生か?」という疑問が湧いたのではないかと思います。

 

偽名や架空の情報を使って問い合わせしてきているのではないか?と感じた、同僚議員が県教育委員会に問い合わせを実施。

 

県教育委員会ではだいぶ問題になっているようで、事態を把握されていました。かなり広範囲に問い合わせしているんだな。。。

 

高校三年生という17〜18歳頃の社会人として見られ始めてもおかしくない年齢にして、それぞれの人間が時間をかけて回答したことに対し、何の音沙汰も出来ないというのは正直言って残念に感じました。また、授業自体が悪いとかそういったことを言いたいわけでありませんが、もう少し混乱の生じない良いやり方があったのではないでしょうか。。。

 

というわけで、これからも同じお問い合わせを受ける可能性があると思い、当方が行った実際の回答を以下に記載致します。

 

高校三年生からのお問い合わせ内容

お問い合わせ内容:
 

はじめまして、神奈川県〇〇〇高校3年〇〇です。
 
授業で弁護士さんにジェンダー平等を学び、ジェンダー平等について詳しく知りたいと思いご連絡しました。
私は同性婚について、自分の好きな人と結婚できないことはお互いが辛いと感じるので、私は同性婚を法律上認めるべきだと考えています。
 
矢沢さんは、人と人とが繋がる温かく活性化した地域のコミュニティを大切にする風土があるとおっしゃっていますが、ジェンダー平等の同性婚についてどのように考えていますか? お忙しいとは思いますが、〇月〇〇日までにご連絡頂けましたらありがたいです。
 
どうぞよろしくお願い致します。

実際送付した当方の回答

矢沢たかお
はじめまして。
この度はホームページからご連絡を頂き、ありがとうございます。
川崎市議会議員の矢沢孝雄と申します。
 
ジェンダー平等について学ぶ機会があったとのこと、同性婚に関するご自身のお考えを持たれていて立派だと思います。
ただ一方で、同性婚反対派の市民意見や専門家等の意見は聞いたことはありますでしょうか。
もしまだのようでしたら、両方のご意見に耳を傾け、自分自身の意見を持つことをお勧め致します。
 
同性婚について、当方の意見を求められておりますので、以下回答致します。
尚、〇〇〇〇さんの持たれている意見を否定するものは決してありません。
 
日本国民にとっての最高法規である憲法には、婚姻について以下のように書かれています。
 

<憲法24条>
①婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
②配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。

 
両性は読んで字のごとく、男性と女性です。
大原則として、法律のもととなる憲法には婚姻は両性の合意のみに基いて成立するということです。
 
なので、同性婚を認める法律を作るというのは、憲法違反となると私は考えていますし、同様の意見を発信している専門家も大勢いらっしゃいます。
 
ですがその一方で、(授業で習ったかもしれませんが)本年3月17日札幌地方裁判所が、同性同士の法律婚を認めないのは「婚姻の自由」などを保障した憲法に反するという判決を出したのは記憶に新しいところであり、この判決に対する賛否も推進派、反対派それぞれ飛び交っているのが現状です。
 
私自身の考えは、上記のとおり憲法違反となる法律はつくるべきではないという意見を持っています。
また、心情的にも「子どもの視点が欠けているため」同性婚には否定的な意見を持っています。
 
 私は、子育てには父親と母親にそれぞれ役割があると思っていると考えています。
 
 (仮に同性婚が認められた場合)同性婚の家庭では、養子等を受け入れた場合、両親が同性という環境で子どもが育つことになります。成長した子どもが、両親が同性であること、誰が血のつながった親なのかを理解したときにどういった思いをするのか、子どもの成長や発達への影響ということも視点として考えなけれならないと思っています。 
 
 また、同性愛は先天的なものではないと裏付ける研究結果も米国において多数でています。直近では2019年8月30日に大規模な研究結果が発表されています。※以下【「ゲイ遺伝子」は存在しない、米ハーヴァード大などの研究で明らかに
 
 つまり、同性愛は先天的なものでないとすると、子ども自身育った環境、成長の過程によって同性愛者となるということです。私は、そういった時に同性婚の家庭で育つ(養子の)子どもにも様々な影響が出てしまうのでは無いかと考えています。
 
ざっと記載しましたが、私の考えとしては以上となります。
 
繰り返しますが、現在〇〇〇〇さんが持たれているご意見を否定するものでは決してありません。
世界には数十の同性婚合法国もありますし、同性婚を推進することで様々なメリットがある文献も目にします。
 
ただそういった意見を見聞きした上で、私自身は上記のように考えていますというだけです。
正直それだけ難しく、深く、センシティブな問題だと思いますし、多様な意見があって当然です。
 
最後となりますが、私のホームページにある「理念」から「人と人とが繋がる温かく活性化した地域のコミュニティを大切にする風土がある」と記載いただきましたが、正確には「人と人とが繋がる温かく活性化した地域のコミュニティと、継承してきた歴史や伝統文化を大切にする風土がある」です。
 
私の価値観には、これまでの先人たちへの感謝があります。
私を産み育ててくれた両親、兄弟、先祖に対する感謝です。
 
根本にはそういった部分がある人間なので、現行の婚姻に対する考え方を大きく変えていくことには否定的な気持ちになる部分もあると思います。
 
〇〇〇〇さんのご意見の参考になれば幸いです。
お問い合わせありがとうございました。
 
/川崎市議会議員 矢沢孝雄

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 


ABOUTこの記事をかいた人

宮前区選出、川崎市議会議員(自由民主党) A型/乙女座/丑年 菅生小・中学校→法政二高→法政大学卒業 2008年4月伊藤忠テクノソリューションズ入社 2014年7月に政治活動に専念する為、同企業を退社 2015年第18回統一地方選挙において初当選。現在二期目。 趣味:剣道四段、空手二段、書道(毛筆三段、硬筆二段)

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