令和2年第5回定例会が開会!!〜川崎市第4次緊急経済対策について〜

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みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。

 

第4次緊急経済対策の全体像について

今議会にも補正予算として上程されている「川崎市第4次補正予算」は、前回6月議会における各会派、各議員からの意見要望が所々しっかり入っている内容となっている印象です。全体像を予算額で見ると、次のとおりとなります。

 

一般会計補正額 +約75.8億円
特別会計補正額 +約34.1億円
補正予算額合計 +約109.9億円

 

一般会計補正予算約75.8億円は、いずれも速やかな議決を伴うものですが、機材の手配なども含め特に早急な対応が必要な予算については先決議案として上程されています。先決議案として上程されているものも含め、「一般会計補正予算(その1)」「一般会計補正予算(その2)」として2つに分かれています。

 

一般会計補正予算額約75.8億円の内訳
一般会計補正予算(その1):約14.2億円
一般会計補正予算(その2):約61.6億円

 

今回はその2つの補正予算の中身についてご報告していきたいと思います。
 
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響について、前回議会やその後として、地域の様々な要望を行政にお伝えしてきました(妊婦・新生児向け支援や観光農園等農業従事者向け支援、介護・障害者福祉施設への支援など)。その結果、こういった補正予算に繋がったかどうかは正直分かりませんが、行政としても広範囲にわたって対策を講じる方向で進めているという印象を持っています。
 
では見ていきましょう。

 

一般会計補正予算(その1)約14.2億円

9月1日(月)の第5回定例会開会とともに各会派からの代表質疑まで行った「一般会計補正予算(その1)」。
先決議案として上程され、採決は明日9月3日となります。どういった部分に予算を振り分けているのでしょうか。内容としては、

 

●感染症対策【約1.1億円】
 - 学校保健・安全管理経費(教育委員会)
 → すべての市立学校にサーマルカメラを配置するもの。【約1.1億円】

 

●市民・事業者支援【13.1億円】
 - 母子保健感染対策事業費(こども未来局)
 → 希望する妊婦の方々に対して、PCR検査に係る費用を公費負担するもの。【約2.9億円】
 - 新生児応援事業費(こども未来局)
 → 令和2年4月28日~12月31日までに出生した新生児を養育している方に対して、「川崎じもと応援券」を2冊支給するもの。【約1.8億円】
 - 福祉施設運営費支援事業補助金(健康福祉局)
 → 緊急事態宣言時においても、サービスを継続した福祉事業所に対し、支援金を交付するもの。【約8.4億円】

 

※自民党会派を代表して、代表質疑に臨んだ斎藤議員(高津区選出)

 

一般会計補正予算(その2)約61.6億円

規模としては非常に大きい「一般会計補正予算(その2)」の内容としては、以下のとおりとなります。
これらに関する質問については、現在準備している代表質問に盛り込み、別日に各会派からの質問が実施されます。今定例会における代表質問日は9月10日(木)、9月11日(金)となります。初日が自民党・公明党、2日目がみらい・共産党といった順番です。

 

では中身を見ていきたいと思います。

 

●感染症対策【約19.1億円】
 - 感染源対策事業費
 → PCR集合検査所の継続や、介護事業所などの訪問型検査などを実施するもの。【約3.6億円】
 - 校舎建築(増築)事業費
 - 義務教育施設整備事業費(教育委員会)
 → 国の1次補正を活用し、校舎の空調改修工事等を前倒して計上するもの。【約8.5億円】
 - その他、こども文化センター・わくわくプラザ運営費、自動保護措置費、学校保健・安全管理経費等【約7.0億円】
 
●市民・事業者支援【約5.4億円】
 - 信用保証等促進事業費
 → 市内中小企業の資金繰り対策を支援するため、所要額を増額するもの。【約3.8億円】
 - 就業支援事業費
 → 今後増加が想定される離職者のために、「キャリアサポートかわさき」の求人開拓を強化するもの。【約0.1億円】
 - 商業振興事業費
 → 3密対策を講じた商店街のイベント等を支援するもの。【約0.3億円】
 - かわさき子ども元気プロジェクト事業費
 → 修学旅行が中止となった市立小学校6年生を対象として、読売ランド貸し切りイベントを実施するもの。【約0.6億円】

 - 母子家庭等自立支援事業費
 → 感染症に伴う景気悪化の中でも、ひとり親家庭の子どもの将来の自立に向けて、養育費確保支援制度を創設するもの。【0.08億円】
 - 就業支援事業費
 → 市内中小企業の、「新しい生活様式」への対応に向けた新規事業への参入・販路開拓の取組を支援するもの。【約0.4億円】
 - 農林業振興事業費
 → 市内観光農園の経営継続を支援するもの。【約0.08億円】 
 - その他、働き方改革・生産性革命推進事業費、産業育成推進事業費など。【約0.4億円】
 
●防災対策【約1.9億円】
 - 危機管理対策事業費
 → 感染症に対応した避難所運営に必要な資機材を整備するもの。【0.9億円】
 - その他【約1.0億円】
 
●デジタル化【約24.4億円】
 - 情報化推進事業費(総務企画局)
 → 市民の方々が窓口に出向かずに公金の口座振替ができる仕組みづくりや、オンラインでの相談・打ち合わせに必要な環境などを整備するもの。【約6.6億円】
 - GIGAスクール構想推進事業及び端末整備事業(教育委員会)
 → 学校ホームページ機能の改善等を行うほか、児童生徒1人1台のパソコン端末整備に係る経費の一部を年度内に支出するもの。【約16.7億円】
 - 児童生徒連絡体制整備事業費
 → ICTを活用した、連絡帳システムを導入するもの。【約0.3億円】
 - その他【約0.8億円】
 
●環境・脱炭素化【約3.1億円】
 - エコオフィス推進事業費(環境局)
 → 公共施設のLED化計画を前倒して実施するもの。【約2.3億円】
 - その他【約0.8億円】
 
●その他の補正【約11.0億円】
 - 市税等過誤還付金(財政局)
 → 法人市民税の還付が予算を上回ることが見込まれるため、所要額を計上するもの。【約7.6億円】
 - 河川維持補修事業費(建設緑政局)
 → 「令和元年東日本台風」を踏まえた対策として、平瀬川護岸の改良工事費を増額するもの。【約2.9億円】
 - その他【約0.5億円】
 
●新型コロナウイルス感染症に係る減額補正
 → 感染症の影響に伴い、実施しなくなった事業費用や推進事業費などの減額補正。【約3.3億円】

 

今後の議会の流れについて

昨日から開会となった第5回定例会ですが、今回ご報告した補正予算も含め全部で48本の議案が上程されています。また、市政一般としてこれまで報告のあった事案なども、これら一つ一つに対する内容に関して、代表質問の対象範囲となる為、広範囲に渡って時間制限内で原稿を作り上げていきます。今回の第5回定例会の会期は「9月1日〜10月12日」。この間、毎日本会議があるわけではありませんが、ほぼ連日団拘束(会派としての団会議状態)が続きます。
 
来週は代表質問が行われ、その後、「決算審査特別委員会」が一定の期間を以って開催されます。企業と同様、昨年度の予算に対してどのような使い方をしたのかという決算について審査する議会です。この審査が来年度予算に反映していくことなります。
 
先程申し上げた48本の議案の中に、昨年度「令和元年度予算に関する決算」という議案も含まれています。
なぜこういった決算に特化した特別委員会が議会中に開催されるかというと、「決算の内容が膨大な量」となるからです。その他の議案と比べ決算議案は非常に重たい。そういったことで、特別委員会を開催し、各常任委員会単位で各議員が「◯款◯項◯目〇〇について」といった形で、決算内容の中で個別の質疑を行っていくいく形を取っています。
 
令和元年度決算におけるポイントなども、今後このブログを通じてご報告出来ればと考えています。

 

最後に余談となりますが、もう2年になりますが「あぐりっこ農園」というJAセレサ川崎様が提供している区画農園を、自民党市議団で借りています。時間を作って素人ながら農作業をやっています。8月後半は夏野菜管理収穫も終わり、秋冬野菜に向けた畝づくり、土作りを先日行いました。
 

自民党市議団で借りているあぐりっこ農園区画

 
また、本日昼休みに原典之議員(中原区選出)が、「香辛子」を持ってきてくれました!!
「香辛子」は昨年8月に本市・味の素・JAセレサ川崎、共同開発で誕生したハーブペッパー!生で食べても美味しいです。
 


 
以前は、雨模様が続くと若干憂鬱な気持ちになる時もありましたが、今では雨に感謝する日も少なくありません。地道な取組ではありますが、一歩ずつ学ばせて頂きたいと思っています。
 
本日も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 


ABOUTこの記事をかいた人

宮前区選出、川崎市議会議員(自由民主党) A型/乙女座/丑年 菅生小・中学校→法政二高→法政大学卒業 2008年4月伊藤忠テクノソリューションズ入社 2014年7月に政治活動に専念する為、同企業を退社 2015年第18回統一地方選挙において初当選。現在二期目。 趣味:剣道四段、空手二段、書道(毛筆三段、硬筆二段)

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