川崎市議会ペーパーレス化推進検討プロジェクト~いよいよ来月から~
みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
さて本日は、川崎市議会における各会派代表1名ずつで構成され進められてきた「文書共有システムに関する検討プロジェクト」について、ご報告をさせて頂きたいと思います。
この「文書共有システム」ってなんぞや。という疑問が湧いてきますが、要するに川崎市議会のペーパーレス化を推進する為のシステムであり、そのシステム導入を含めた議会改革を検討する為の機会がこのプロジェクトとなります。自民党市議団からは当方が検討プロジェクトの代表として参加させて頂いております。
過去の記事でも紹介しておりますので、興味ある方はご参照ください。
そして本日が第16回目の会議だったのですが、ようやく導入が決まり報告書がまとまりました。
議員になる前の企業勤めの経験をベースに考えると、ペーパーレス化というのはもう時代遅れというか”当たり前”になっています。いまさら新規システムを導入しても削減できる紙の枚数とCo2削減などを考慮しても費用対効果に合わないものばかりでした。
ですが、脱サラしてこの世界に入って驚いたのが”圧倒的な紙文化”だったということです。この文化にペーパーレス化を進める事ができれば費用対効果の面からもメリットがあるものになるのではないか?というのが直感で、本プロジェクトをいままで推進してきました。
PDCAサイクルの観点から実際に導入が決まった後の経過を見ないと、本当に効果があった施策なのかどうかははっきり申し上げることはできませんが、事前の試算ではシステム導入から3年で8百万弱の費用対効果が見込める試算となっています。試算時の適用範囲が議会側が中心ということを考えると、行政側にも今回の導入がきっかけでペーパレス化が加速すれば、さらに大きな効果となる可能性があります。
加えてタブレット端末作業での慣れが進めば、議員一人ひとりの生産性向上にも寄与できるものと考えています。
川崎市議会ではいよいよ3月からシステム導入。一部での活用を進め、4月から全議員が活用できる予定となっています。ハレーションを極力減らす為、紙ベースとの並行稼働を考えていますが、議会内様々な会議でのペーパーレス化範囲は拡充していく予定です。実機とシステムなどについては、公表可能なタイミングでまたご報告していきたいと思っています。
市民からの血税が効率的・効果的に使われるよう、これからも注力してまいります。
夜は地元中学校懇話会・学校・PTA合同の新春の集いがKSPであり、出席してまいりました。
その後、もう一件新年会に出席させていただき、本日を終えました。また明日も早朝から多くの行事が目白押しです。巷ではインフルエンザが大流行中…家庭に持ち帰るわけにはいかないので、細心の注意を払いながら頑張ります。
本日も最後まで読んでいただき、誠に有難うございました。