
みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
市議会定例会が17日に閉会となり、地元での活動及び選挙に向けた最終準備が進んでいます。
定例会が閉会となったとはいえ、期間中に頂いたご相談や陳情対応などについて、選挙準備と並行して実施させて頂いています。
本日午前中は区内私学幼稚園に。
定例会期間中に幼稚園(私学助成園)が実施している一時預かり事業(預かり保育)におけるご相談を承っておりました。
その内容について、調査結果や今後の方向性についてのご報告や議論をする為に資料を準備して伺わせて頂き、約2時間に渡って有意義な議論をさせていただきました。
午後は、川崎市中部児童相談所の移転に伴う内覧に健康福祉委員会委員長として伺いました。
これまで、多くのご相談をいただく中で少なからず「中部児相」に直接伺い、相談家族と行政との間に入って仕事をする機会もありました。
中部児相に伺う度に思っていたのは、施設老朽化が顕著であるということ。一時保護施設のキャパシティが足りていないということ(常に定員オーバー)。
保護された子どもたちが、6畳〜8畳くらいの部屋の中で複数人が共同で生活しているようなイメージで、中部だけでなく、他の児童相談所における一時保護施設も常に定員オーバーしているのが、市の実態です。
中部児童相談所の「老朽化&一時保護施設の拡充」への対策として、取り組まれた結果が今回の「川崎市中部児童相談所の移転」でした。
場所自体はこれまでの中部児相と非常に近いのですが、溝ノ口駅南口から歩いて5分程度の距離。年金事務所のすぐ上にあった看護専門学校をフルリノベーションして作られたのが、今回の新しい中部児童相談所です。
元の中部児相は今後建て壊され、一時保護専門施設として再整備されます。
今回の新しい中部児童相談所の中に一時保護施設を入れてしまうと、どうしても互いに中途半端な施設機能になってしまうため、児童相談所機能と一時保護施設機能を分けて整備することになりました。
- 子どもたちのプレイルームの様子
- 子どもたちのプレイルームの様子2
- プレイルームの様子を別室で見る為の設備
- 多目的ルーム(食事を作りながらの親子面会や一時保護児童たちのお菓子づくりイベントなど)
- 施設内部の様子
- 4階にある3機関合同面接(警察/検察/児相)の為の部屋
- 3階にある児童相談スペース
- 多くある相談スペース。使用中は点灯
- 50人以上となる児相職員室の様子
- 50人以上となる児相職員室の様子2
- 相談にあたる職員が避難する必要がある場合に必要な入り口2つの相談スペース
- 児相に相談があったすべての記録を保管する為の書庫(川崎市では児相に相談のあった案件は子どもが25歳になるまですべて保管)
- 1階にある大会議室の様子
- 1階にある大会議室の様子2(職員全体会議などで使用するとのこと)
因みに中部児童相談所の一時保護施設は、仮施設として高津区内に設置され現在も定員30名で運営されています。
今回の新中部児童相談所は4月から正式に運営開始とのことです。
建て壊し新しくなる中部児相の一時保護施設は令和7年度開所に向けて工事等が進んでいくとのことです。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
川崎市全体の児相・虐待・子ども相談に関する状況が知りたい方は以下過去記事をご覧ください。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回も宜しくお願い致します。