【番外編】政党って何なの?①
みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
突然ではありますが、皆さん。日本の政党と聞いていくつ思い浮かぶでしょうか。
自由民主党、立憲民主党、国民民主党、公明党、共産党、日本維新の会・・・。
この辺りはすぐに思い浮かぶかもしれません。
テレビやインターネットを見ていると、定期的に各政党支持率っていうのが出てますね。
こういったやつです。国政政党だけでも現存9つも政党があるんですね。
当選させて頂いて以降、様々なところで若者を中心に政治に関する話をして行く中で、意外と皆、政党の名前は知っていてもそれぞれがどういった考え方が集まった集団なのか?何を目指している政党なのか?ということをよく知らない様子でした。
何となく自民党は右で、共産党は左なんでしょ?、えーっと、民主党は民進党になって、その後別れて立憲と国民になったんでしょ?といった感じで理解しているのが、20代後半〜30代、あまり政治に関心がなかった方々にとってはスタンダードなのではないでしょうか。
そもそも右と左(右翼と左翼)についても、なぜ右や左というのか、どういった成り立ちで現在そうなっているのか?など様々話はあるのですが、何回になるかわかりませんが、複数回に分けて少しずつ私の個人的見解を含めて、掲載していきたいと思います。
どういった流れで掲載していこうか悩むところです。現存する政党の「綱領」などから、何を目指す政党なのかについて見解を記載していこうかと思いましたが、政党再編が目紛しく動いている昨今、いわゆる「55年体制」を含め、政党の成り立ちや変遷を図解するなどしながら掲載していきたいと思います。
政党の変遷〜戦後から現在に至るまで〜
現代政治の担い手は政党です。主義主張や意見を同じくする人たちが集まって政党をつくり、選挙で勝って、政権を獲得し、政治を行なっていこうとします。
次の図は、各政党の変遷を一枚の図に落としたものです。
TOKYOU HOREI公民Naviデータ集を参考に当方が作成したものですが、ご覧いただくとわかるとおり、多くの政党が作られては消えを繰り返しています。現在、国政政党と呼ばれる政党は9つ。これらに関しては、国政に加え地方議員を要しています。
現存する国政政党の中で最古を誇るのが「日本共産党」だということも、知らない方は大勢いらっしゃいます。実は自民党よりも長いんですね。
現在ある政党の主張を見る際には、その政党の生い立ちや背景を理解した上で見ると、より理解が深まりますし、ニュースや新聞で報じられる個別の議員の動き(A議員がB党からE党に移った際、B党とE党の成り行きの違いなど)もよくわかるようになるかと思います。
主義主張も異なる政党にいた議員が、いつの間にか政策面で全く逆の事を論じているような政党に移った際など、納得がいかないと感じてしまいます。個人的にはあっちいったりこっちいったりするタイプの議員はあまり好きではありません。
この「あっちいったりこっちいったり」というのも見分けるのが非常に難しい。
何故なら、個別議員のホームページにあるプロフィールを見ても、所属政党歴については記載していない議員もいるからです。なので残念ながら、信頼性は落ちますが、ウィキペディア(Wikipedia)で見ていくなどの方法しかありません。但し、地方議員においてはウィキペディアにすら掲載されていないのが殆どですので、地方議員選挙においては、立候補者の所属政党歴を調べようとしても、さらに手間がかかります。
さて、脱線してしまいましたが、今回はこの辺にさせていただいて、次回は上記の図に関する解説を加え、55年体制の成立以降の流れについて取り上げていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、有難うございました。