みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
新型コロナに伴う生活支援を目的とした、国の特別定額給付金に関する問い合わせが当方にも複数届いていますので、ここで5月2日(土)現時点におけるQ&Aを記載させて頂きたいと思います。
※アンサーは矢沢自身が知っている現時点での事実に基づき回答
【相談者Aさん】
宮前区に住んでるんですけど、川崎市の給付金6月に郵送って頭おかしい人しかいないんですか?振込完了が7月になるかもしれないって何月からコロナでこうなってるか理解できてるんですか?5月6月はどうやって生活しろって?純粋に疑問なので回答願います。
【矢沢の回答】
国で決まった特別定額給付金(10万給付)に関して、ご連絡を頂きましたので私が現状知る限りの範囲で回答させて頂きます。
先ず、前提として理解していただきたい点がいくつかあります。
①国会で特別定額給付金を含んだ補正予算案成立したのは、4月30日(木)であるということ。
②国で決定した特別定額給付金の支給方法は、地方自治体(川崎市等)を経由して国民に給付するということ。
③地方自治体は国で成立した補正予算を受けて、地方自治体で臨時議会を開催して議決するのが通例であること。
④我々議員も、まだ市から正式に説明を受けていません。GW明けに説明があると聞いています。
上記4点を理解いただいた上で、お隣の横浜市も川崎市と同様、③記載の通り臨時議会をGW明けに開催することになっています。
因みに、開催は両市とも5月13日~15日あたりからスタートになるはずです。
なぜそんなに開催するまでに時間がかかるのかという疑問が出るかと思いますが、川崎市も横浜市も此度の国の特別定額給付金に関する議案だけでなく、併せて、市独自の緊急経済対策を打つ為の議案が提出される予定であり、市側の準備に時間が必要だからだと思います。川崎市では、特別定額給付金関連予算を含め、過去最大の約2200億円の補正予算が計上されると聞いています。予算執行する為には、通常議会で議決が必要となります。話を質問内容に戻します。
Q.川崎市の給付金6月に郵送って頭おかしい人しかいないんですか?
→ オンライン申請は5月中旬からと市ホームページには記載があります。市もなるべく早く市民に届けたいという想いは持っているからこそ、オンライン申請は5月中旬とあるのだと私は考えています(臨時議会で議決を受けてすぐ手続きスタート)。一方で、郵送申請の場合は市の公式ホームページでも以下のように理由が記載されています。
「申請書の送付までには、作業を委託する専門業者の決定のための契約手続き、給付対象である約75万世帯分の住民基本台帳のデータ処理、申請書の作成・印刷、送付及び返信用封筒の作成・印刷、封入・封緘作業などの業務を実施する必要があり、これらの準備のため一定の期間が必要になりますので、ご理解とご協力をお願いします。 」
大量の郵送物を発行するわけですので、時間はかかります。ですが、ご指摘の通り、それでもなるべく早く市民に届いて欲しいと思っています。また、川崎市は用紙をホームページからダウンロードできる方式を取らないとのことです。この辺、他自治体の状況は調べていませんが、差異があるようなら、理由は明確に確認しなくてはいけません。早く申請出来るようにして欲しい。この点、私も同じ気持ちですので、要望はしていきたいと思います。
※以下川崎市の該当サイトを参照下さい。
http://www.city.kawasaki.jp/170/page/0000117187.html
※当初6月上旬だった給付対象者が印字された申請書については、5月下旬以降に順次、郵送する予定に変更されました。
Q.何月からコロナでこうなっているか理解できているんですか?
→ 市議会議員である私からすると、地域の飲食店、商店街、医療現場、学校運営など、それぞれ数か所ずつ話を聞いていますし、状況把握に努めています。ですが、法治国家である以上、上記プロセスを経ないと取り組みが進まないことも理解するしかないかと思っています。
Q.5月6月はどうやって生活しろって?
→ 相談者様どういった状況なのかは存じ上げませんが、新型コロナが影響して生活困窮という状態であれば、以下サイトから使える支援メニューがないかを調べられるのが良いかと存じます。
※活用できる支援メニューがわかる自民党特設サイト
純粋な疑問ということでしたので、率直に返信させて頂きました。
以上です。
また、上記以外の質問も寄せられています。例えば、「いずれの市区町村にも住民登録されていない場合、どうすればよいか?」など。詳しくは、以下を参照下さい。
今回は特別定額給付金についてですが、本市で公表された「川崎じもと応援券」についてでなど、いくつかの質問をすでに頂いており、インターネット上等で回答させて頂いています。一人の方の質問は、数十人、数百人同じ疑問を持たれているかと思います。当方も正しい情報を発信することを心掛け、そして努めていきたいと思います。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。