みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
全国20ある政令指定都市で最も早く取り組みが進んでいる、川崎市議会文書共有プロジェクト(通称:ペーパレス化プロジェクト)ですが、他都市からの視察が相次いでいるようです。全国に川崎市議会のモデルが広がる事は、結果的に国民にその利益が何らかの形で還元されることにも繋がりますので、嬉しい限りです。
本日、新潟市議会から伊藤健太郎市議が視察に来て下さいましたので、川崎市議会において会派代表として設立当初からプロジェクト推進に携わっていたということで、当方が視察対応をさせて頂きました。十分にお伝え出来たかはわかりませんが、通常の行政視察では説明されないであろう、すべての議員側の意見をどう集約してきたのか、デジタルデバイド対策はどうやったのか、ペーパレス推進に消極的な議員はなぜ納得したのか、複数のアプリケーションをどう選定したのか、タブレット端末含めすべて公費で賄った背景や考え方等々、約3年にわたって協議してきた内容について率直にお伝えをさせて頂きました。

市議会ペーパレスを推進しようとしている新潟市議会から、伊藤健太郎市議会議員が川崎市の取り組みを視察に来てくれました。
川崎市議会においては、これまですべての常任委員会・特別委員会(団長会議や議会運営委員会等含め)でペーパレス化を実施し、議員に対する各局行政側からの情報提供もペーパレス化しアプリを通じてリアルタイムに情報共有が図られるようになりました。そして、次のステップとして令和2年第1回定例会から、いよいよ本会議場における資料においてもペーパレス化を試行的に実施して参ります。
現時点における削減効果・状況も、プロジェクト初期に試算し見込んでいた効果を大きく上回っている状況でもあります。さらには、議会側の成功事例が行政側にも波及しており、行政側においてもペーパレス化が急激に進み始めています。一朝一夕にはいきません。本年も引き続き取り組んでいきたいと思います。
これまでのプロジェクトでの取り組みは以下、過去ブログからも参照出来ます。
本日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。