皆さん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
現在、決算審査特別委員会を含む第3回定例会が行われています。
昨日9月13日(月)は各会派による代表質問初日でした。
初日は、「自民党」及び「みらい」会派による代表質問が行われました。
自民党の慣例と言いますか、予算議会(2〜3月)・決算議会(9〜10月)における代表質問者には、市議団の正副団長で対応することになっています。
今回は副団長として当方が代表質問を担当させて頂きました。
「各会派による代表質問」というのは、会派毎に時間が割り振られています。この時間の割り振りの考え方にも会派所属の議員数が関係しており、「各定例会の代表質問の総時間660分」を会派人数に応じて、公平に割り当てています。
自民党<18人> | 公明党<11人> | 共産党<11人> | みらい<11人> |
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233分(3時間53分) | 142分20秒(2時間22分20秒) | 142分20秒(2時間22分20秒) | 142分20秒(2時間22分20秒) |
意見として多くはないのですが、議会は「発表会」と揶揄される事があります。
国でも地方議会でも、代表質問というものがあるのですが、一市民目線で見ると、質問する側も答弁する側も原稿を読んでいて、「出来レース感」が凄い。という意見です。
私も企業勤め人から、市議会議員になった人間ですが、最初はなぜこんな事をやっているんだ?と疑問を感じた事もありましたが、ただよくよく考えてみると、そういった手法を取らないで、ではどうやって”責任ある”質問と答弁をまとめていくのか?という問題に対する代替案を提案することは中々、というか正直出来ませんでしたし、今も出来ません。
質問者側からすると、会派の代表質問ですから、それぞれの選挙区を通って選ばれた代表者達の質問を、限られた時間の中で、無駄なく効率的にまとめていくのか。それぞれどういったテーマで質問を構成していくのかを話し合い、合意し、その質問項目毎に原稿を用意し、しっかりとした答弁を頂くためにも、事前にその原稿を提出(通告)しています。
答弁者側からすると、いきなり質問を求められても、しっかりとした責任ある答弁を行う為には、事前に通告していただいた内容について、庁内で確認し、答弁原稿を作り上げていく。この工程がどうしても必要となってきます。
質問者側にしても、答弁者側にしても、上記のような工程を踏まないで「ぶっつけ本番」で望めば、質問の品質はバラバラで取り止めのないものになり、答弁はしっかりとした事が言えない為、「確認します」とか「現在手元に資料がありません」とか、そういったことになってしまいます。
とはいえ、実際に「ノー原稿(通告無し)」で質問し、答弁を求める機会もあります。そして、しっかりとした答弁を頂くケースもあります。ただ、それは本来、議員個人の質問時間(一般質問等)で行うべきことだと私は思っています。
いずれにしろ、質問時間は有限です。
有限の中で最大の価値を創出し市民に還元していく為に、現在のやり方にはそれなりの理由と歴史があると私は考えています。
今回は、代表質問の内容についてご報告していきたいと思っていましたが、話が大きくそれてしまいました。。。次回は質問内容のご報告をしてまいります。
最後に、自民党市議団内「代表質問(案)読み合わせ」をしている様子です。
ちなみに、新型コロナ禍緊急事態宣言期間中ということもあり、オンラインでの参加をしている団員も一定数いました。
本番同様、最初から最後まで全員で確認していき、その後、行政側に提出する前に、加筆修正作業・誤字脱字等修正作業を行います。
今回は裏側の話?が多くなってしまいました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。