みなさん、こんばんは。川崎市嶬峨議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
全国20ある政令指定都市に所属する自民党市議会議員が一同に集まる合同総会が、福岡市で行われました。合同総会は、一部・二部制で行われ、一部は基調講演。二部は総会となります。
一部では、岸田文雄政調会長の講演が行われ、主に我が国における災害と防災減災、国土強靭化の重要性と都市部ならではの課題等についてお話を頂きました。台風19号の影響では、川崎市が接している多摩川視察をされたことにも触れ、感想を述べられました。
「多摩川付近での浸水対策を行っていた自治体職員が、避難勧告を受け、対応を辞めて職員自体も避難してしまった。職員も生身の人間なので、避難することは当たり前だが、最新の技術やイノベーションを駆使して、遠隔での作業等で工夫ができるように考えていく必要性を感じた」とのことです。また、ダム放流についても、流域を点で捉えるのではなく、面で捉える為の仕組みを考えたいとのことでした。
多摩川浸水で大きな被害がでた二子玉川。
50年間にわたり、住民の合意形成がはかれず堤防無しの状態(無堤防地域)となっていたが故に大きな被害が出てしまった。都市部ならではの課題であり、どのように合意形成をはかっていくかという大きな問題が都市部災害対策にはあるのだと感じたとのことです。
また、東京オリンピック後の我が国の将来についてもお話がありました。新しい時代については「心豊かな社会を次世代に引き継いでいく」、そして持続可能な社会基盤を作っていき、同時に地球規模の課題を我が国がリードできるように、未来を示していきたいという気持ちをお伝えいただきました。
講演の後は政令市議員からもかなり踏み込んだ質問(選択性夫婦別姓問題、外国人参政権)があり、岸田政調会長も真摯にご回答頂いておりました。
この総会の機会は、全国他都市議員との交流が図れる貴重な機会です。交流を図りながら他都市連携を蜜にしていく。これが出来るのも自民党ならではの大きな力だと感じています。実際、広島土砂災害、熊本地震、西日本豪雨災害、今回の台風災害など、さまざまな場面でこの自民党都市間連携の円滑さによって、行政による復旧作業の助けとなったケースも多々あります。
数少ない貴重な機会、有意義なものにしていきたいと思います。
本日も最後まで読んで頂き、有難うございました。