みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
市議会第1回定例会が2月13日から始まりました。
今回の定例会では、令和5年度予算は勿論、提出予定議案を含め、いくつか注目すべきテーマがあります。
現在、各会派は27日から始まる代表質問の準備中です。
予算以外について以下に関しては、自民党市議団としても取り上げていきますが、超党派で注目しているテーマなのではないかと思います。
②市民館・図書館の管理・運営の考え方(指定管理者導入案件)
③アレルギー疾患対策の今後の方向性について(成人ぜん息患者医療費助成制度、小児ぜん息患者医療費支給制度の廃止案件)
④全国都市緑化かわさきフェアについて(令和6年度市制100周年事業)
⑤プラスチックごみ一括回収の取組について(脱炭素社会の実現、海洋プラスチックごみ問題への対応)
⑥議案第10号 小児医療費助成条例の一部改正について(本年9月からの施行)
⑦議案第31〜32号 等々力緑地再編整備・運営等事業(特別目的会社「川崎とどろきパーク株式会社」)
この辺りは予算、新型コロナ関連とあわせて、多くの会派が取り上げてくるテーマなのではないかと考えています。
上記内容を含め、自民党の場合は質問と答弁の時間を合わせて、代表質問時間246分を頂いております。
国会でも県議会でも同じですが、この与えられた時間を最大限に活用する為に、相当な時間と労力を割いて、代表質問を準備します。
最近は、ニュースでも「議会開会期間は年間でもこれだけ!!」といった記事が出ていますが、率直に言ってそんなシンプルなものではなかったりします。
実際、代表質問一つととっても、自民党川崎市議団の場合でも本会議初日の半月前くらいから本会議上程議案のレクなどが入り始め、市議団内部での代表質問項目の洗い出しや精査、注目テーマに関する議論、原稿執筆から取りまとめ等々を実施していく必要があります。また、注目テーマによっては、市議団で方向性を一つにまとめあげるのに、内部的に相当な時間と労力を要する場合もあります。
この内部的に会派として一つの方向性をまとめ上げるところは、本当に重要で、川崎市議会でもそうですが、全国他都市をみても、ある特定のテーマで意見が割れてしまい最終的にもまとまらず、それがきっかけで会派を解散、分裂するケースには枚挙にいとまがありません。
加えて、本議会は「予算審査特別委員会」を含んだ議会となります。
代表質問が終わればすぐに予算審査特別委員会が開催され、一般質問のような形で質問準備にかかります。
令和5年度予算については、前回の記事で取り上げておりますので、ポイントを確認したい方はご覧いただければと存じます。
正直、本会議開催日数だけを見て議会活動の幅・量を認識するのは難しいです。
とはいえ、公式的なものでもない、慣例的なものも多々あるのは事実で、さまざまな部分で議会内部も見直しをしていかなくていけないかもしれません。
それでは、今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回も宜しくお願い致します。