
一般質問を行っている様子
みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
前回に引き続き、川崎市議会第4回定例会における一般質問で取り上げた以下テーマについて、ご報告させて頂きます。
昨年の12月議会で取り上げたテーマであり、川崎市が抱える積年の課題でもあります。今回は1年間の取り組み状況を確認すると共に、多摩川河川敷全11球場でふれあいネット枠から利用調整委員会方式に変わった中でその成果を確認。さらに、河川敷においても未だ2割程度残る「ふれあいネット枠」について、その問題点を改めて指摘し、今後の取組を議論しました。
② 局地的かつ短時間での大雨に関する対応〜保育園のお迎え要請基準について〜
本年9月5日及び9月11日の局地的短時間大雨では、市内の中でも特に中原区・高津区・宮前区を中心に記録的短時間大雨を記録。浸水被害等も発生しました。その中で、洪水ハザードマップでも浸水エリアの保育園からの相談をきっかけに、子どもたちの安全を最優先にした行動を取ろうとした際に、市の一律基準が障害となり、保護者に対するお迎え要請が出来なかった事案が発生しました。局地的大雨への対応が社会課題となっている中、市内数多ある園における危機管理の在り方について議論しました。
今回、このホームページで報告するのは、「② 局地的かつ短時間での大雨に関する対応〜保育園のお迎え要請基準について〜」です。
それでは、以下、具体的な議会でのやりとりを掲載します。
② 局地的かつ短時間での大雨に関する対応〜保育園のお迎え要請基準について〜


この取扱は、各施設が避難情報等に対し、より迅速・的確に対応できるよう、公立保育所の風水害対応を基に、統一的にお示ししているものでございます。



今回の大雨について、各地で様々な被害が発生し、避難した市民がいた状態にも関わらず、危機管理本部としてレベル3以上の避難情報を出さなかったのか伺います。また、今回の大雨被害を受けて、今後の課題があれば併せて伺います。(危機管理監)

9月11日につきましては、大雨警報や土砂災害警戒情報が発表されたことから、その後の降雨状況について、横浜地方気象台への問合せ等により、逐次確認しておりましたが、土砂災害発生の危険性が、当初の予測値よりも高まらず、降雨についても短時間で減少する見込みとの情報などを得たことや、避難に伴う二次災害のおそれもあったことから、発令の判断には至らなかったものでございます。
また、今後の課題につきましては、今回のような、局地的かつ短時間での猛烈な降雨をはじめ、様々な自然災害への対策を進めていくことが必要だと考えておりまして、国において防災気象情報の改善等の取組を進めておりますので、関係機関との連携等を一層強化してまいります。

実際、本市の小中学校及び特別支援学校では、各学校の判断で集団下校及び保護者のお迎え要請を実施しております。因みに、今回の大雨では49校がお迎え要請を実施していたとのことです。
一方、保育所は「避難指示(レベル4)」が出ない限り、座して待つことしかできないことになるわけです。各保育所の置かれた状況、災害リスクに応じて、子どもの安全を最優先に考えた行動がしっかりと施設側で判断が行えるように改めるべきではないでしょうか。見解と今後の対応を伺います。(こども未来局)

一方で、近年、集中豪雨や局地的な大雨の発生など降雨の状況は必ずしも市内で一様ではないことから、今後の対応について検討してまいります。

最後の答弁において、「今後の対応について検討してまいります。」とのことでしたので、動向を今後も注視させて頂きます。
まとめ
今回の質疑によって、
・9月11日の大雨時には、防災ハザードマップ上、浸水エリアなどでお迎え要請を行いたかった園が複数存在していた。
・結果的に、レベル3以上の避難情報が出ることがなかった。
・一方で、鉄道の遅延や地域によっては、道路の冠水や浸水の発生を把握したため、保育課の判断で急遽、民間保育所等に対して、お迎え要請を許可するメールを発出。
・市内一律の基準では、昨今の自然災害に迅速に対応することが困難な状態となっていることもあり、今後の対応について検討していく方針が示される。
保育所等における災害対応について、複数の園にヒアリングしてきましたが、正直レベル4では遅すぎるという声が大半でした。
現実的には、局地的大雨等にも対応していくことが求められる中、全市一律となっている基準を引き下げ、各施設における判断余地を設けていくことだと思います。
とはいえ、全くの基準を設けず、すべてを施設に丸投げしてしまうと、施設側による説明責任の負担が強くなり過ぎてしまいます。今後はそのバランスをよく検討していくことが求められるのではないかと思います。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回も宜しくお願いいたします。












お迎え要請の可否について、保育所から本市担当部署に相談が行なった結果、担当者からは「気象庁が營戒レベルを出していても、川崎市の防災ポータルサイトが指針になるので気象庁の警戒レベルは関係ない。防災ポータルサイトでは現在警戒レベルは出てないのでお迎え要請の対象にはならない」と返答があったとのことです。
先ず、これは事実なのか伺います。近年、ゲリラ豪雨被害とその対策が重要な課題であり、地域それぞれの災害リスクが大きく異なる中、なぜ全市一律の基準を設けているのか伺います。(こども未来局)