みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
今回は、現在行われております川崎市議会第4回定例会における一般質問で取り上げた以下テーマについて、ご報告させて頂きます。
① 野球場利用申込について〜不適切利用・不正利用の是正に向けて〜
昨年の12月議会で取り上げたテーマであり、川崎市が抱える積年の課題でもあります。今回は1年間の取り組み状況を確認すると共に、多摩川河川敷全11球場でふれあいネット枠から利用調整委員会方式に変わった中でその成果を確認。さらに、河川敷においても未だ2割程度残る「ふれあいネット枠」について、その問題点を改めて指摘し、今後の取組を議論しました。
昨年の12月議会で取り上げたテーマであり、川崎市が抱える積年の課題でもあります。今回は1年間の取り組み状況を確認すると共に、多摩川河川敷全11球場でふれあいネット枠から利用調整委員会方式に変わった中でその成果を確認。さらに、河川敷においても未だ2割程度残る「ふれあいネット枠」について、その問題点を改めて指摘し、今後の取組を議論しました。
② 局地的及び短時間大雨への対応について
本年9月5日及び9月11日の局地的短時間大雨では、市内の中でも特に中原区・高津区・宮前区を中心に記録的短時間大雨を記録。浸水被害等も発生しました。その中で、洪水ハザードマップでも浸水エリアの保育園からの相談をきっかけに、子どもたちの安全を最優先にした行動を取ろうとした際に、市の一律基準が障害となり、保護者に対するお迎え要請が出来なかった事案が発生しました。局地的大雨への対応が社会課題となっている中、市内数多ある園における危機管理の在り方について議論しました。
今回、このホームページで報告するのは、「① 野球場利用申込について〜不適切利用・不正利用の是正に向けて〜」についてです。
それでは、以下、具体的な議会でのやりとりを掲載します。
野球場利用申込について〜不適切利用・不正利用の是正に向けて〜

質問① 昨年の12月議会では、市長から「野球場の不正利用者に対する断固たる措置を含め、厳格な対応について検討してまいります」との答弁があったが、一年が経過した中で、これまでの取組内容と現在の状況、併せてこれらの不正対策に対する評価について伺います。

(答弁①)多摩川河川敷野球場の利用予約につきましては、上平間・天神地区及び二子・宇奈根地区にある8球場を対象に市内野球チームで構成された利用調整委員会による抽選会を実施するとともに、利用にあたっては禁止事項等を設定して現地で利用者確認を行うなど、不正利用の是正に取り組んできたところでございます。
さらに、本年11月からは多摩川河川敷駐車場の管理棟に設けた受付窓口で、申込書の提出と、本人確認のための身分証やふれあいネットの利用者カードの原本の提示を求め、利用者確認の厳格化を図るなど、新たな不正利用対策を開始いたしました。
本年度につきましては、予約した利用枠の譲渡や、事前連絡なしの未利用といった不適切な行為が確認されず、その他の禁止事項に抵触するチームも減少傾向にあることから、これらの取組により、利用者への注意喚起が図られ、不正利用の防止に一定の効果をあげているものと考えております。
さらに、本年11月からは多摩川河川敷駐車場の管理棟に設けた受付窓口で、申込書の提出と、本人確認のための身分証やふれあいネットの利用者カードの原本の提示を求め、利用者確認の厳格化を図るなど、新たな不正利用対策を開始いたしました。
本年度につきましては、予約した利用枠の譲渡や、事前連絡なしの未利用といった不適切な行為が確認されず、その他の禁止事項に抵触するチームも減少傾向にあることから、これらの取組により、利用者への注意喚起が図られ、不正利用の防止に一定の効果をあげているものと考えております。

質問② これまで、色々と対策をしてきた様子が伺えます。(ディスプレイ1〜2)職員の現地確認や受付の開始により、予約者による又貸しの減少や、キャンセルしないまま当日は未利用、といった不適切な利用が減っていることが確認できました。
しかし、(ディスプレイ3〜7)昨年も紹介したとおり、ふれあいカードを組織的に収集していることが判明している中、収集したカードを使って大量に予約抽選に申し込み、予約を独占する、といった不正が現状でも続いていると考えます。これまで、野球場利用における「ふれあいネット枠」は不正の温床となっていることを指摘し続けてきましたが、実態の把握は進んでいるのか伺います。
しかし、(ディスプレイ3〜7)昨年も紹介したとおり、ふれあいカードを組織的に収集していることが判明している中、収集したカードを使って大量に予約抽選に申し込み、予約を独占する、といった不正が現状でも続いていると考えます。これまで、野球場利用における「ふれあいネット枠」は不正の温床となっていることを指摘し続けてきましたが、実態の把握は進んでいるのか伺います。

(答弁②)不正な利用の実態把握につきましては、予約抽選に申し込んだ「ふれあいネット」の利用者カード番号を抽出し、申請者の登録情報を確認したところ、「施設利用料の納入通知書の送付先が、特定の住所に設定されているカードが大量にある」ことを把握したところでございまして、これらのカードにつきましては、組織的に収集されたカードである可能性が高いと考えております。

質問③ 特定の住所に登録されているカードが大量にあるという状況を把握したところとのことですが、具体的には何枚なのか伺います。

(答弁③)特定の住所に設定されているカードの枚数につきましては、関係局に確認したところ、本年11月時点で、約120枚ございます。

質問④ ふれあいカードの利用規約では、「利用者カードを他人に貸与、譲渡することなどを禁止しており、さらに禁止事項に該当する行為が明らかな場合又は該当する行為があると疑うに足りる相当な理由がある場合は、登録の抹消やふれあいネットの利用停止等必要な措置を行うことができる」とされており、そのカードは収集された可能性が高いものとして、利用停止等、具体的な措置に踏み切ることもできると考えるが、今後の対応を伺う。

(答弁④)今後の対応につきましては、利用料金の納入通知書の送付先が特定の住所に登録されており、不正な利用が疑われる「ふれあいネット」の利用者カードの登録者に対して是正を促すとともに、改善されるまでの対策として、野球場の抽選申し込みを制限することを検討しているところでございまして、効果的な取組となるよう、関係局と連携して取り組んでまいります。

質問⑤ 最後に、市民文化局長に伺います。残念ながら、一部では散々な使われ方をされてしまっている現在のふれあいネットシステムですが、現在、次期ふれあいネットシステムへの大規模更新に向けた取組が着々と進んでいます。
現在の第5期システムから次の第6期システムへと更新するにあたり、どのような部分に力点を置いたシステムとなるのか、そのポイントについて、システムリリース時期とその進捗状況を含め、伺います。
現在の第5期システムから次の第6期システムへと更新するにあたり、どのような部分に力点を置いたシステムとなるのか、そのポイントについて、システムリリース時期とその進捗状況を含め、伺います。

(答弁⑤)令和4年度に現行システムが導入されて以降、デジタル化の推進などによる市民の利便性向上や新規OSへの対応、野球場等における不正利用の防止への対策が求められております。
そのため、次期ふれあいネットでは、「誰もが使いやすく・分かりやすいシステムの構築」「施設管理者の負担をデジタル化で軽減」「不適切・不正な利用への耐性を高め、公正な利用の実現」を基本的な観点として、令和9年度からの本格運用を目指し、現在、必要な機能の確認を進めているところでございます。
なお、公共施設の公正な利用には、運用とシステムの両面で取り組むことが重要と考えておりますので、引き続き、関係局と連携しながら、次期システムの構築を進めてまいります。
そのため、次期ふれあいネットでは、「誰もが使いやすく・分かりやすいシステムの構築」「施設管理者の負担をデジタル化で軽減」「不適切・不正な利用への耐性を高め、公正な利用の実現」を基本的な観点として、令和9年度からの本格運用を目指し、現在、必要な機能の確認を進めているところでございます。
なお、公共施設の公正な利用には、運用とシステムの両面で取り組むことが重要と考えておりますので、引き続き、関係局と連携しながら、次期システムの構築を進めてまいります。

(意見要望)今回の質疑で、多摩川河川敷野球場施設における不正利用はふれあいネット枠を除いた8〜9割の枠において、すべてがふれあいネット枠だった当時と比べて、又貸しや未キャンセル未利用といった不適切利用の是正が進んでおり、2年間で劇的に改善されたことが確認できました。一重に担当職員皆様、志同じく不適切利用・不正利用の是正に向けた取組にご協力頂いている多くの野球団体・関係者皆様のお陰だと感じております。
残りは、ふれあいネット枠となるわけですが、本日ご答弁頂いた部分は現在行える施策として非常に不正利用是正に向けた取組として前向きなものですが、根本的な問題の解決とはなりません。根本的には、最後に市民文化局長にご答弁いただいた第6期ふれあいネットシステムがやはりポイントとなります。
次期システムの基本的な観点として「不適切・不正な利用への耐性を高め、公正な利用の実現」を掲げていただきました。具体的な機能や仕様については、当方も少ない知見ですが協力をして参りますので、引き続き、問題を深く認識している関係局、担当部署とも緊密に連携していただき、システムリリースにつなげていただくようお願い致します。
残りは、ふれあいネット枠となるわけですが、本日ご答弁頂いた部分は現在行える施策として非常に不正利用是正に向けた取組として前向きなものですが、根本的な問題の解決とはなりません。根本的には、最後に市民文化局長にご答弁いただいた第6期ふれあいネットシステムがやはりポイントとなります。
次期システムの基本的な観点として「不適切・不正な利用への耐性を高め、公正な利用の実現」を掲げていただきました。具体的な機能や仕様については、当方も少ない知見ですが協力をして参りますので、引き続き、問題を深く認識している関係局、担当部署とも緊密に連携していただき、システムリリースにつなげていただくようお願い致します。
まとめ
今回の質疑によって、
・多摩川河川敷野球場施設における不適切・不正利用はふれあいネット枠を除く8〜9割で劇的に改善されている。
・一方で、未だにふれあいネット枠については、不正に枠を抑えて利用している実態が継続していると考えられる。
・支払い方法から調査した結果、今後行政において、不正に利用している可能性が高いカードについて、野球場利用の制限措置の検討を進めていくとのこと。
・現在の第5期ふれあいネットシステムから第6期システム更新作業が進んでいる。次期システムの基本的な観点に「不適切・不正な利用への耐性を高め、公正な利用の実現」が掲げられる。令和9年度からの本格運用を目指す。
・一方で、未だにふれあいネット枠については、不正に枠を抑えて利用している実態が継続していると考えられる。
・支払い方法から調査した結果、今後行政において、不正に利用している可能性が高いカードについて、野球場利用の制限措置の検討を進めていくとのこと。
・現在の第5期ふれあいネットシステムから第6期システム更新作業が進んでいる。次期システムの基本的な観点に「不適切・不正な利用への耐性を高め、公正な利用の実現」が掲げられる。令和9年度からの本格運用を目指す。
毎年12月にこの問題を取り上げ続け、議会では4度目。問題に直接関わり始めてという意味では、丸5年以上となりました。
川崎に巣食う大変根深い問題である為、表面的な関わり方は逆効果であり、不十分と考え、自分自身かなりの時間と労力を費やして参りました。
ようやく成果がしっかりと出始めてきたと考えています。
(7合目くらいには到達したかな〜)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回も宜しくお願いいたします。



















