府中市国史跡指定・武蔵国府跡国衙/熊野神社古墳を視察
昨日と打って変わって、天気に恵まれた本日は府中市国史跡指定・武蔵国府跡国衙/熊野神社古墳を視察してまいりました。なぜここに?とおっしゃる方も多いかと思います。少し背景を説明させていただくと、川崎市宮前区には影向寺という歴史ある寺があり、お隣高津区には橘樹郡衙という旧役所跡の史跡があります。これらが橘樹官衙遺跡群として昨年川崎市初の国史跡指定を受けることになりました。
今回視察先として選定した府中市の武蔵国府跡国衙と熊野神社古墳は、川崎市と同様、市街化区域の中にある国史跡として歴史をまちづくりの中心に置き、史跡を十分に活用して市政を行っています。この部分が、環境の似ている川崎においても非常に参考になるのではないか?と思い、宮前区の市議会議員である私と、高津区選出の市議会議員である青木のりお議員(3期)とコラボして、今回の視察をセッティングいたしました。
視察には地元を代表する方々も参加してくださり、行政視察という形で府中市役所の職員の方々に丁寧な説明を受けながら史跡とその活用等について学ばせていただきました。
この視察で得たことは、すぐに川崎市にも活かせるものばかりだと強く感じました。
以下、写真をベースにコメントしていきたいと思います。
- 府中市職員によるオリエンテーション
- 市役所に併設している”ふるさと府中歴史館”視察
- 歴史カルタをタッチパネルディスプレイを用いてゲーム感覚で楽しむことができます
- 武蔵国の中心として栄え、群衙が分かれていった話
- 国府に集約した6つの社
- 埋設していた重文財も綺麗にディスプレイされています。
- 影向寺からも同じ瓦が見つかっているとか
- 当時の国府を再現したタッチパネルディスプレイ。あまりにリアルで若干酔いました・・・
- ふるさと館から出ると、大國魂神社参道に。
- 大國魂神社
- けやきが見事な参道
- 国史跡・武蔵国府跡。すべて復元することは予算上等の理由で出来ないものの、柱部分+バーチャルで当時の様子を再現する予定とのこと。
- 少し移動して、熊野神社古墳を視察
- 宮前区の馬絹神社と作り方がそっくりとのこと
- 実際の古墳の中には入れないのですが、すぐ横に中の石室をほぼ完璧に再現した石室を体験することができます。
- 当時の石積み、よく見ると境に段差があります。これにより地震などの揺れがあったとしても倒壊することなく存在していたとのこと
- 熊野古墳は日本最大の上円下方墳
- 熊野神社資料館前のタイルは、古墳の形に!細かいところまで考えられています。