第2回定例会も明日で最終日となりました
5月27日に開会となった川崎市議会第2回定例会も明日で閉会となります。
当方は、6月17日に以下2テーマで一般質問に立ちましたので、その内容と共にご報告させ
ていただきます。
1. 宮前区バス交通拡充と鷺沼駅再整備計画
2.特別養護老人ホーム 待機者数に関して
1点目は、昨年6月に行われた議員になって、初めての定例会で取り上げた課題について。
宮前区の向丘地区からは、バス一本で宮前区役所に行くことができない状況を取り上げ、区役所へのアクセス向上を訴えました。一年間が経過し、その後の検討状況を質問の中で確認したところ、以下のような答弁を頂くことができました。
「宮前区役所への市バスの接続についての御質問でございますが、現在、五所塚、平、初山地区から宮前区役所へは直通のバス路線はなく、御利用のお客様には乗り換えをお願いしているところでございます。
~中略~
当該地域から宮前区役所へのアクセス向上は、重要であると認識しております。
このことから、現在、登戸駅から当該地域を経由して菅生車庫まで運行している既存路線を宮前区役所へ延伸し、利便性を図ることを検討しているところでございます。他の路線に与える影響等の課題を検討し、平成29年度の運行開始を目指してまいります。」
との非常に前向きな答弁を頂きました。それを受け、早期実現に向けて諸課題の解決に向けた検討をしていってもらいたいと要望致しました。
また、鷺沼駅再整備計画の状況についても質問し、以下のような答弁をいただきました。
「・昨年度、駅を中心とした多様なライフスタイルに対応する機能や駅アクセスの向上など、地域に求められる機能を整理した土地利用方針案を取りまとめた
・今後、(今年度中に)実施計画案を取りまとめ、平成29年度に予定する都市計画等の手続につなげていきたい」
早ければ、30年度から着工に入る可能性がある再整備計画です。過日、川崎市と東急電鉄が主催で行われたシンポジウムのような、地域の声を聴く機会を積極的に設けながら、計画策定・早期着工に向け、邁進していただきたい旨、要望致しました。
2点目の「特別養護老人ホーム 待機者数に関して」ですが、なぜこのテーマを取り上げたかというと、現在様々なメディア・ニュース・新聞等々で取り上げられている”特養に入れない待機高齢者”の人数が、全国的に52万人以上いること、川崎市においても5000人という数字が、特養整備には欠かせない数字となっています。これを理由に、特養整備をもっと加速しなさいという話になっているのが現状ですし、実際、行政としてもこの数字の中の”一部”を施設整備計画における根拠としている部分もあります。
ですが、この数字に関しては、分析が不十分だと言わざるを得ないと考えています。
この点を今回指摘させていただきました。
私は、特養を増やすこと自体に反対しているわけではないのですし、しっかりと正確な数字を分析した上で、必要な数を整備すべきだと考えています。
その質疑の内容が翌日の神奈川新聞に掲載され、地域の多くの方から反響のご連絡をいただきました。記事を以下に添付いたします。
まさに特養訪問を繰り返し、見えてきた課題でした。現場意見を第一に丁寧な活動に心がけていきたいと思います。
ご協力いただいた施設関係者の皆様、有難うございます。これからも宜しくお願い致します。