これには期待!排泄ケアシステム「DFree」を体験!

みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
本日は、川崎市と民間企業が連携して進めている、先進的な福祉用具の実証実験にご協力いただいている施設を訪ねました。
住宅型有料老人ホーム「福寿かわさき高津」様です。先輩議員である高津区選出の青木のりお議員にお願いし、視察日程を組んでもらいました。本当にありがとうございました。
なぜ私がこの施設を視察に行きたかったかというと、介護の仕事を行う上で、最も大きな苦労でもある「排泄」に注目したソリューション「DFree」の実証実験を行っていたからです。期間としては2週間程度で昨年すでに終えているのですが、その後の評価を現場に伺いたいと思い、視察を致しました。
観点は、以下の3つです。
① 施設入居者からの評価
② ワーカーさんたちからの評価
③ 価格等を含めた実際の導入を検討した場合の評価
ちなみに後ほど簡単な写真等を掲載しますが、DFreeとしての商品説明はこのサイトからご確認ください。
世界初!排泄予知ウェアラブル「DFree」
世界初!排泄予知ウェアラブル「DFree」
視察には、施設長の澁谷様、(株)日本アメニティ:センター長の田村様、(株)ネクストアメニティの内田様、DFreeを制作したメーカー:Triple Wの草西様、そして実際現場でDFreeの実証実験に協力していただいたワーカーの佐藤様が参加した中で、意見交換ができました。
結論から申し上げると、先日の記事(眠りスキャンやLifi)に対する評価もそうでしたが、DFreeも本当に現場で十分に活躍できる製品だということがわかりました。
実際の製品画像を見てみると、

非常にコンパクトにまとまっており、軽いです。小さい方を体の表面(膀胱)につけ、ケーブルで繋がっている大きい方を腰あたりに装着します。

装着後は自動的にネットワークを経由して、クラウドに膀胱に尿がたまっていくデータが蓄積。わかりやすく見える状態になっています。

さらに別画面では、その人、個人個人のパターンまで「見える化」されています。
施設入居者さん、ワーカーさんからの評価が抜群に高い。今回の実証実験で装着した施設入居者さんの介護度平均は2.7だそうです。本来であれば一人一人全員に装着したいとおっしゃっていました。
ただ価格等(1台月額6000円)を考えると、中々全員というわけにはいかないのが施設の運営。
意見交換の場では、個人個人のパターンがわかるところまで装着するだけでもだいぶ違う。なので少ない台数でもそのパターンを把握する意図だけでも導入価値があるとのことでした。さらに時間が経過して、またパターンが異なってきたな?と感じたらまた装着してデータ収集をすれば良い。
そういった使い方もありだなという話がありました。
眠りスキャンといい、Lifiといい、今回のDFreeも含めて、本当に活用できる、現場の負担を軽減できるソリューションというのが続々と出ていて、介護業界も明るい兆しが出てきているなと感じました。あとはこういったソリューションが社会で当たり前のように普及すること、そしてそういった施設が介護従事者から当たり前のように選ばれるようになれば、介護のイメージも少しずつ変わっていくと思います。
今回視察にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。