「川崎市人口推計」2030年ピークで158万人!嬉しい!?苦しい!?

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「川崎市人口推計」30年ピークで158万人!嬉しい!?苦しい!?

みなさん、こんにちは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
 
ちょうど2年前、2015年の統一選挙の際、私は今後川崎市の人口は2030年をピークに人口減少へと転じます。ピーク人口は152.2万人です。とよく演説をさせていただいておりましたが、私の予想、行政の予想を遥かに上回るスピードで川崎市の人口が増えていることが26日の各社新聞報道で公表されました。神奈川新聞の記事を以下に添付致します。

さらに、行政資料「川崎市総合計画第2期実施計画の策定に向けた将来人口推計について」を添付します。
上記の推計結果を5点にまとめると、
 
 ① 駅周辺を中心とした拠点開発の進捗と周辺地域への波及効果により、本市の人口は、当面、引き続き増加傾向を示すことが想定される。
 ② 本市の人口は平成42年(2030)年に158.7万人となりピークを迎え、以降、自然減が社会増を上回るかたちで人口減少への転換が想定される。
 ③ 年少人口は平成42年(2030)年の20.2万人、生産年齢人口は平成37年(2025)年の102.8万人がピークと想定される。
 ④ 老年人口も当面増加を続け、平成32(2020)年に超高齢社会が到来することが想定される。
 ⑤ 区別推計では、多摩区が最も早く人口のピークを迎え、最も遅いのは中原区と想定される。
 
ということになります。区別のピークを見てみると、多摩区(2020)→麻生区、幸区、川崎区(2030)→宮前区、高津区(2035)→中原区(2040)といった順でピークを迎えることが想定されています。我が町・宮前区は7区の中でも後半の2035年、23.8万人が想定されており、現状、2015年統計22.8万人から+1.0万人ということになります。区内で1万人増えるというと、実感がわかないかもしれません。例えになるかわかりませんが、今度の衆院選区割り変更で区内唯一影響のあった神木本町1丁目〜5丁目の人口がざっと8,000名程度ですので、それ以上の規模で増加するということです。
 
人口増加は市税の増加や町の活力に直接繋がる反面、都市が持つキャパシティを遥かに超える人口増加は、本市のような狭い市域の都市ではインフラ面などのハードだけでなく、大規模災害対応などのソフト面をはじめ決して簡単ではない問題が多数出てきます。
 
南武線、田園都市線、小田急線などのラッシュはもはや殺人的と言われている中、さらに需要が増えてきます。増え続ける小杉のタワーマンション。嬉しさだけでなく現実的な課題も多いのが実情です。
 
今回も最後までご覧いただき有難うございました。特集を希望する内容があればドシドシご連絡ください。
 


ABOUTこの記事をかいた人

宮前区選出、川崎市議会議員(自由民主党) A型/乙女座/丑年 菅生小・中学校→法政二高→法政大学卒業 2008年4月伊藤忠テクノソリューションズ入社 2014年7月に政治活動に専念する為、同企業を退社 2015年第18回統一地方選挙において初当選。現在二期目。 趣味:剣道四段、空手二段、書道(毛筆三段、硬筆二段)

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