シンガポール視察(早稲田バイオサイエンスシンガポール研究所/技能教育学園(ITE))
昨日までのベトナムとは一変して、洗練された街並みを感じるシンガポールに。道路も建物も全く異なる為、大きなギャップを感じました。とにかく街が綺麗だということと、路上で座り込んでいる現地民がいないということ。
ですが、物価が非常に高い。。。カローラ1台が1,000万円。最低家賃も30万円(ワンルームなどが無く、2~3ベッド)といった環境です。労働力確保としてはマレーシアからで、普通の方は住むことは難しいですね。
シンガポールに初めて訪れて、いくら経済成長率年6.0%のベトナムでも長期的にみれば、男が働かない(男よりも女が一生懸命働く)といった国民性では外資に喰われてしまうのは仕方ないなと感じます。
(その現象を、社会主義国でありますから外資規制をかけて抑制している状態です)
前置きが長くなりましたが、シンガポールでの視察としては、以下2箇所。
●【中小企業連携促進】
・早稲田バイオサイエンスシンガポール研究所
●【教育・子育て施策】
・技能教育学院(ITE)
まず午前中に訪れたのが、早稲田バイオサイエンスシンガポール研究所です。
「視察先の概要」
2009年、早稲田大学は、日本の大学として初めて本格的な在外バイオ系研究所をシンガポールのバイオポリスに設立して以来、早稲田バイオサイエンスシンガポール研究所の研究グループは、シンガポール国立大学(NUS)・南洋理工大学(NTU)・シンガポール科学技術研究所(A*STAR)等に所属する世界各国から集まった優秀な研究者との交流を深め、精力的に共同研究を展開しています。また、企業との産学連携も積極的に推進しています。
そういった施設を視察し、シンガポール進出の理由、進出に伴う効果、産学連携、今後の予定・課題等について学んでくることで、川崎市キングスカイフロントで積極的に推進しているライフサイエンス分野などにフィードバックできるのではないかと考えています。
午後に訪れたのが、技能教育学院(ITE)です。
「視察先の概要」
技能教育学院は、国の法的機関として設置され、職業教育の要とされている職業訓練校。2001年以降、運営面等の改革を推し進めており、新しい教育モデルを構築し、グローバル経済の担い手として、実社会の課題に取り組むことのできる人材を育成しています。
シンガポール人、一人あたりのGDPはすでに日本を大きく上回っている現状があります。
小さい頃からの教育環境を踏まえ、ITEのような体系化されている職業訓練校での教育を受けて、最終的に卒業生一人一人が国益にかなう人材となっているその実績も含め視察させていただき、日本の中でも先端を走らなくてはならない川崎市においても何かしらフィードバックができるのではと考えています。
本日もシンガポールに宿泊し、翌朝7時(朝4時起き)の飛行機にて今度はタイに向かいます。
視察も後半にさしかかり、移動の多さと毎日ホテルが変わる環境で視察団も疲れが見えてきていますが、現状何事も無く無事に行えている視察工程。最後までしっかりと勉強させていただき、みんなで無事に帰国したいと思います。