
みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
川崎市議会第2回定例会も、24日で閉会しました。
翌25日は地元での市民相談対応や、葬儀・告別式等への出席で一日を終え、本日26日から28日までの間は、市議会期間中には出来なかったことを時間をとって整理すると共に、このようなブログ記事としての情報発信活動、市議会報告資料の作成の他、地域活動、ホームページ改良作業、その他党務などに時間を充てていきます。
業務は多々あれど、まずは第2回定例会を体調崩すことなく終えることができ、一区切りではあります。
今回の一般質問で取り上げたテーマ
今回は、一般質問で取り上げました以下のテーマについて、日を分けて報告していきます。
① 中高生向け学習スペースの整備に向けた取組について
中学生・高校生が、家庭環境や経済状況に左右されることなく、安心して学習できる場所を地域の中に確保していくことは、これからの子ども・若者施策、そして教育環境の整備において重要な課題であると考えています。今回の質問では、新たな施設を整備するのではなく、既存施設を有効活用し、中高生が静かに学習できるスペースを確保できないかという視点から質問しました。
② 障害者グループホームの申込情報一元化について
こちらも、平成30年12月議会で初めて取り上げて以降、継続して取り組んできたテーマです。グループホームの空室情報の一元化が実現したことを踏まえ、次の段階として、真に入居を必要とする方の人数を把握するための入居申込情報の一元化と、施設側から入居希望者へ連絡する「逆マッチング」の仕組みについて質問しました。
③ 都市計画道路横浜生田線(水沢工区)開通に向けた取組について
川崎市第2期道路整備プログラムで令和7年度開通目標となっている「都市計画道路横浜生田線(水沢工区)」についてです。議員1期目から取り上げ続けてきた地元積年のテーマであり、取り上げ続けて10年目となりました。令和7年度開通に向けた取組状況を伺いました。
このうち、今回の記事では「障害者グループホームの申込情報一元化」についてご報告します。
以下、質問と答弁の概要を掲載します。
目次
障害者グループホームの申込情報一元化について
今回の問題意識
グループホームの住居数や定員数が増えている一方で、川崎市は、真に入居を必要としている方が市内に何人いるのかを十分に把握できていません。空室情報だけでなく、入居を希望する方の情報も一元的に管理し、より円滑で効果的な入居調整につなげる必要があるとの考えから質問しました。
1.グループホーム空室等情報一覧リストの取組と成果について


この間の運用による成果といたしましては、これまで関係機関が個別に収集していたグループホームに関する情報が一元化され、必要な情報が容易に把握できるようになったことで、情報収集に係る負担軽減や、受入れ可能なグループホームの抽出の効率化が図られるなど、入居調整の円滑化に一定の成果があったものと認識しております。
また、相談支援事業所等からの評価につきましては、受入条件や空室情報が可視化されたことで、入居に向けた相談や調整がしやすくなったなどの意見を伺っているところでございます。
答弁のポイント
令和7年11月から「グループホーム空室等情報一覧リスト」の運用を開始。これまで関係機関が個別に収集していた空室情報や受入条件が一元化され、情報収集の負担軽減、受入可能な施設の抽出の効率化、入居調整の円滑化に一定の成果があったとの答弁でした。
2.真に入居を必要とする方の人数を把握する仕組みについて

これにより、入居希望者と施設側とのマッチング機能が強化された一方で、従来から求めている「真に入居を必要とする入居希望者数」の把握には至っていません。
グループホームの整備目標や必要な定員数を検討していくためには、現在、どの程度の方が入居を必要としているのかを把握することが重要です。
健康福祉局としても、待機者数の把握は重要であるとの見解を示してきました。
改めて、入居希望者数の把握に対する見解と、今後の取組を伺います。

今後につきましては、相談支援体制に関わる機関等が参加する「障害者相談支援ネットワーク会議」等の場において、入居希望者の情報管理に関して、現場の実態を踏まえた意見交換を実施するなど、より円滑かつ効果的な入居調整に取り組むとともに、グループホームの整備の在り方等についても、検討を進めてまいります。
答弁のポイント
健康福祉局は、入居希望者の情報を一元的に管理することについて、入居希望のニーズに効率的に対応する上で効果的との認識を示しました。今後、障害者相談支援ネットワーク会議等で、現場の実態を踏まえた意見交換を行うとしています。
3.施設側から入居希望者に連絡する「逆マッチング」について

入居を希望する方の障害特性や生活状況、希望する地域、必要な支援内容等を、本人の同意を前提として適切に管理することができれば、空室が生じたグループホーム側から、条件に合う入居希望者に対して連絡することも可能になります。
これまでのように、入居希望者や相談支援事業所が、一つひとつのグループホームに問い合わせ続けるだけでなく、施設側から入居に関する連絡が来る、いわゆる「逆マッチング」の仕組みです。
入居申込情報の一元化と併せて、この仕組みも提案してきました。
この仕組みに対する見解と、今後の取組を伺います。

一方で、グループホームの入居調整に当たっては、人員体制等に応じた選定が必要となることに加え、入居希望者の個人情報の管理・取扱い等について、課題があるものと考えております。
今後につきましては、グループホーム側から連絡する仕組みの考え方を含め、入居申込情報の管理の在り方等について、関係機関等への意見聴取を踏まえて、検討してまいりたいと存じます。
答弁のポイント
入居申込情報の一元化と関係機関での共有について、健康福祉局は、円滑な入居調整を進める上で有効との認識を示しました。また、施設側から入居希望者に連絡する仕組みについても、関係機関への意見聴取を踏まえて検討していくとの答弁がありました。
空室情報の一元化から、入居申込情報の一元化へ
今回の質問では、昨年実現した「グループホーム空室等情報一覧リスト」の成果を確認するとともに、その次の段階として、入居希望者側の情報を一元化する必要性について取り上げました。
空室情報が一元化されたことで、どのグループホームに空きがあり、どのような方を受け入れることができるのか、関係機関が把握しやすくなりました。
これは、平成30年12月議会で初めてグループホーム情報の一元化を提案して以降、継続して取り組んできた中で実現した、大きな前進です。
一方で、空室情報を把握できるようになっても、現在、真に入居を必要としている方が市内に何人いるのかを把握できなければ、今後どの程度のグループホームを整備すべきなのか、必要な施設数や定員数を正確に検討することはできません。
また、入居希望者や相談支援事業所が、空きのある施設を探して一つひとつ問い合わせるだけでは、相談する側にも大きな負担がかかります。
入居希望者の情報を、本人の同意の下で適切に一元管理できれば、条件に合う空室が生じた際に、グループホーム側から入居希望者へ連絡する「逆マッチング」の仕組みに発展させることも可能です。
今回の答弁では、健康福祉局から、入居希望者情報の一元管理は効果的であり、入居申込情報を関係機関で共有することも、円滑な入居調整を進める上で有効であるとの認識が示されました。
もちろん、入居希望者の個人情報をどのように管理するのか、どの範囲の関係機関で共有するのか、本人の同意をどのように得るのかなど、慎重に整理しなければならない課題があります。
しかし、課題があるからといって、現在の仕組みのままでよいわけではありません。
まずは障害者相談支援ネットワーク会議等の場で、実際に入居相談や調整を担っている関係者から意見を聞き、実現可能な仕組みを具体化していくことが重要です。
グループホームの空室情報だけでなく、入居を必要としている方の情報も適切に把握すること。
そして、入居希望者が施設を探し続けるだけでなく、条件に合う施設側からも連絡が届く仕組みを構築すること。
空室情報の一元化で終わらせることなく、入居申込情報の一元化と、より円滑なマッチングの実現に向けて、今後も川崎市議会の場で取組状況を確認してまいります。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。
また次回以降も宜しくお願い致します。
※以下、本件について過去取り上げてきた記事です。より詳しくご覧になりたい方は参考にしてください。
















直近では、一昨年の6月議会で取り上げた後、昨年8月に健康福祉局から「グループホームの情報一元化に向けた入居希望者の支援体制強化」が打ち出され、空室等情報一覧リストの運用開始に至ったことは、大きな前進と評価しています。
まず、この取組内容を伺います。
併せて、この間の運用による成果と、事業者からの評価を伺います。