みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢たかおです。
市議会開会中の現在、平日は市役所に缶詰状態が続きますが、週末(土日)は地域活動として、各イベントなどへの出席の他、タイトルにある通り、市政に関する意見交換会なども頻繁に実施しています。
昨日開催した地域の子ども会役員の皆様との意見交換会。
そこで頂いたご意見は、行政が作るきれいな資料からは決して見えてこない、現場のリアルに満ちています。本日は、そこで共有された課題と、私が市議会議員として向き合っている「川崎のリアル」についてご報告します。
保育現場の限界:言葉の壁が生んでいる問題
前の記事でも取り上げていますが、現在、川崎市では外国人市民が急増しています。
実は、その最前線ともいえる場所に立たされているのが「保育園・幼稚園の現場」です。
「日本語が全く通じない子が1人入るだけで、担任がその子につきっきりにならざるを得ない。残りの20人の園児はどうなるのか。しかも子どもの両親も日本語が通じないというケースが増えている」
「不安で1日中泣き続ける子を前に、翻訳機片手に格闘する先生たち。それでも行政からの補助も加配加算なども無い」
「日本語が若干できる中学生の兄が、学校を休んで親の通訳のために区役所に来ている」
「美談ではなく、子どもから学習の機会を奪っている「ヤングケアラー」の問題ではないか」
横浜市などの近隣自治体では一定の補助制度がありますが、川崎市は「通常通り受け入れてください」という姿勢に留まっているとのことです。
現場の善意に甘え、保育の質そのものを危険に晒している今の状況は、放置すべき問題ではありませんので、まずは現状を正しく把握し、必要に応じて是正に向けて動かなくてはいけません。
思春期の居場所づくり事業の重要性
意見交換の中で、あるお母様が声を詰まらせながら話してくださったエピソードは、私の心に深く突き刺さりました。
明るく気さくで、友達思いだった一人の少年。家庭環境や発達の特性など、いくつもの「小さな課題」が重なり、高校中退を機に社会との接点を失ってしまった。
昼間に一人で過ごす「空白の時間」に漬け込まれてしまった結果、彼は薬物の沼に足を取られ、最後は自ら命を絶ってしまったとのことです。
「誰か大人の手が差し伸べられていたら」「学校以外の居場所があったら」
川崎市では令和8年度予算において「思春期の居場所づくり」の検討に約6,000万円を計上していますが、実際の施策の方向性が出るのはその後となってきます。
大人が用意した「箱」に、居場所を求める若者たちが来てくれるのか。
不登校や退学で義務教育の枠組みから外れた瞬間、行政の手が届かなくなる今のシステムをどう変えるのか。
どのような対策が最善なのか…。東京都を含め、先進事例は出ていますが未だ手探りな難しい問題であることに変わりはありません。
外国人の地方参政権を巡る議論
保育園における現場の苦労でも前述しましたが、外国人市民が増える中、多文化共生の議論の延長線上には、「外国人地方参政権」の問題といった極めて政治的なものも存在します。
川崎市は平成17年以降、多文化共生社会推進指針の中で「この実現を目指す」表現の記述を続けてきました。
しかし、地方参政権付与は慎重であるべきというのが私及び自由民主党川崎市議団の立場です。
今回の意見交換会に参加してくれた子ども会役員の方々からは、川崎市が外国人の地方参政権実現を推進している自治体であることは今まで知らなかった、なぜ進めるのか理解できないといったご意見を多く頂きました。
現在、議会内ではこの指針の見直しを巡って会派間のやり取りが続いています。
今議会で、今後メディア等にも取り上げられる可能性のある根深い問題ですが、機会をみて改めてご報告させて頂きます。
これからも気軽にお声がけ下さい!
生活保護の適正な受給、ヤングケアラーの早期発見、学校給食調理室の過酷な労働環境の改善。今回いただいたご意見は、どれもが「今のままではいけない」ものばかりでした。
「頭の中の悩みが晴れた」「市政が身近に感じられた」
そう仰って頂き好評な意見交換会。ご参加いただいた皆様、胸の内の声を届けていただき、本当にありがとうございました。
少人数でも伺いますので、気軽にお声がけ下さい。
大体いつも以下の流れで行なっています。
・市の新しい事業や方向性をお伝えし、参加者にメリットを感じてもらえます(今回は、新年度予算における子ども・教育施策について話しました)
・どんなことを話したら良いんだろうと分からない方も多い為、イメージを合わせる目的もあります
②フリーディスカッション
・説明した内容をさらに深ぼる形もありますし、関係ない話もOK
・大体とても多くの意見がでまして、60〜90分くらいはあっという間です
今回も長文、お読み頂きまして、ありがとうございました。
では次回もまた宜しくお願い致します。
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