みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
川崎市議会5月臨時会が昨日から始まりました。
臨時会では、一本の議案「議案第75号 川崎市一般会計補正予算」の審査が行われます。
以前のブログでもお伝えしておりましたが、本臨時議会におけるポイントを以下に記載させて頂きます。
5月臨時会のポイントは?
①補正予算額約1,781億円が追加される
②其内、約1550億円が国からの特別定額給付金事業(一律10万円)である
③残り231億円の使い道は以下となる。
・経営安定資金 150億円 【経済対策】
・川崎じもと応援券 30億円 【経済対策】
・子育て世帯臨時特別給付金 約18億円 【生活支援】
・新型コロナウイルス感染症対応資金利子補給金 約14億円 【経済対策】
・信用保証等促進支援事業 約11億円 【経済対策】
・新型コロナウイルス感染症緊急対策 約6.3億円 【感染症対応】
・生活困窮者自立支援事業 約1.7億円 【生活支援】
・文化芸術活動支援事業、防犯対策事業(特殊詐欺対応) 約0.4億円 【生活支援】
上記が今回の補正予算のポイントとなります。
尚、川崎市では今回の補正予算を含め、「2,200億円規模の緊急経済対策」と大々的に公表していますが、今回の補正予算として議題となっているのは、その内の約1,781億円となります。
そして、本ブログを読んで頂いた方には是非ご理解頂きたいことは、「補正予算として上程された議案の内容について議会で質問出来る」ということです。裏を返せば、上程されていない内容以外については、原則質問出来ないということになります。
新型コロナウイルス感染拡大は多岐に渡る市民生活に影響を与え続けています。ありとあらゆる内容について、質疑を通じて市民の声を議会に届けていく必要がありますが、あくまで本臨時議会においては、補正予算案に限っての質問となります。
では、残りの419億円は?となりますが、すでに実施している取り組みも含めたものとなっています。「2,200億円規模の緊急経済対策」全体像については、以下から参照してください。
さて、今回の臨時議会の内容に話しを戻します。
多くの経済対策が取られている予算ではありますが、その中でも目玉となっているのが、「川崎じもと応援券 30億円」です。
川崎じもと応援券とは?
「川崎じもと応援券」は、特別定額給付金の給付にあわせて、新型コロナウイルス感染症の影響により売上が大幅に減少している飲食店や生活関連サービス等における消費を促し、市内循環を図ることで、早期の経済回復を目的として発行するプレミアム付の商品券です。
川崎じもと応援券の概要は
プレミアム率を30%として、1冊13,000円分の商品券を10,000円で発売します。
・購入対象者
市内在住、在勤・在学の方
・販売方法
市内店舗等で窓口販売(予定)
・購入上限数
1人5冊まで 先着87万部
・発売時期
新型コロナウイルス感染症の状況を見定めつつ、可能な限り早期に販売します。
・利用可能店舗
市内中小の小売店、宿泊施設、飲食店等で利用可能(別途取扱店舗の募集を行う予定です)※詳細決定次第川崎市ホームページで公開予定。
「川崎じもと応援券」の発行について「川崎じもと応援券」の発行について
川崎じもと応援券を巡る議論
先日もブログでお伝えしたとおり、「川崎じもと応援券」という政策には様々な問題点について指摘されており、昨日の議会においても議論となりましたので、その議論の内容については、改めて後日本ブログでもお伝えさせて頂きます。
本日は「川崎市議会臨時会のポイント」「川崎じもと応援券の概要」までとさせて頂きます。
本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。