初参加!議会運営委員会視察(岡山市ー神戸市)〜地方議会における運営の違い〜

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みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。

 

10月27日〜28日にかけて、所属する川崎市議会議会運営委員会の視察に行って参りました。
議会運営委員会というのは、読んで字の如く、議会自体のルールや運営に関わる内容を審議したりする委員会となります。

 

委員は、交渉会派(所属議員5名以上の会派)によって所属議員数によって割り振れた委員数で構成されます。
各会派、市議団の団長と副団長が所属しており、当方は自民党副団長を担わせて頂いている関係で、議会運営委員会の委員にもなっています。

 

そんな議会運営委員会は、川崎市議会だけでなく、他の自治体においても存在しています。
同じ政令市である岡山市と神戸市における議会運営や議会改革の取り組みを学ぶ為、この度、議会運営委員会で視察をしてまいりました。

 

地方議会の数だけ、議会内のルールがあるといっても過言ではないくらい、細かい部分から違ってきます。

 

神戸市の場合も川崎市と異なる点は多々ありますが、例えば一般質問。

 

川崎市では予算・決算特別委員会を含む定例会を除き、各議員30分の一般質問が用意されています。

 

川崎市議会議員は、6月議会と12月議会、少なくとも2回の一般質問(30分)の機会がありますが、神戸市の場合、各議員による一般質問は年に一度以内と決められていたり、全体の発言時間や発言者数の違いがある為、川崎市と比較して発言自体の機会が少なくなっています。

 

他にも例えば、議会自体のルールを決める「議会運営委員会」において多数決を導入しています。(川崎市では全会一致が原則)

 

請願・陳情の取り扱い方の違いもあります。
請願は議員の紹介があるもの、陳情はないものというのは基本的に一緒ですが、神戸市では請願の紹介議員からの趣旨説明の機会が本会議であります(川崎市では行われていません)

 

常任委員会の定例会閉会中の開催の等、違いを挙げればキリがなく、神戸市に限らず、地方議会毎にそれぞれのルールがたくさんあります。

 

今回初めて議会運営委員会委員として視察に参加しましたが、市議会毎にある「違い」を学ぶことは、川崎市議会の議会運営や議会改革を考える際の知見として非常に重要と感じました。

 

ただ難しいのはその「違い」が、「良い意味での違い」と「悪い意味での違い」というのが、人によって考え方が変わってくるということです。
川崎市の議会運営委員会は、多数決ではなく、全会一致が原則となっている以上、何か細かいことを一つ変えるだけでも、共通認識を持つところから始め、合意に向けたプロセスが大変重要となってきます。

 

何せ、「多数決」というルール自体を変えることも「全会一致」で決めなくてはいけないのですから。。。⤵️

 

 

本日も最後まで読んでいただき、有難う御座いました。

 


ABOUTこの記事をかいた人

宮前区選出、川崎市議会議員(自由民主党) A型/乙女座/丑年 菅生小・中学校→法政二高→法政大学卒業 2008年4月伊藤忠テクノソリューションズ入社 2014年7月に政治活動に専念する為、同企業を退社 2015年第18回統一地方選挙において初当選。現在二期目。 趣味:剣道四段、空手二段、書道(毛筆三段、硬筆二段)

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