川崎縦貫鉄道計画休止(H27)から廃止前提(H29)へ

川崎縦貫鉄道計画休止(H27)から廃止前提(H29)へ


当時の路線計画図

みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
 
本日は6月1日にまちづくり委員会報告があった「川崎市総合都市交通計画の見直しの検討状況について」少し話をさせていただきたいと思います。
 
だいぶ範囲が広い報告内容なので、皆さまが一番関心のある「川崎縦貫鉄道計画が廃止前提」となった事について少しフォーカスしたいと思います。
 
6月2日には各新聞社が取り上げていました。
私が議員になった平成27年、議員活動がスタートして約3ヵ月経った頃に本事業計画の休止が決定し、その2年後に休止から「廃止前提」となりました。武蔵小杉駅から新百合ヶ丘駅までの区間で総事業費4000億円以上が必要と言われていた国を巻き込んでの計画でしたので、正直、休止となった時点である程度こうなる予想は多くの方がされていたかと思います。
 
この計画がもし進んでいれば宮前区民の利用が想定される中で、「野川-宮前平-犬蔵-蔵敷-聖マリアンナ医大前-長沢(区内は4駅)」が作られる予定でした。日頃活動させていただいていて、多くの方から交通不便を話される中で、私個人の意見としてはこれほど重要な路線は無いだろう。というのが正直なところです。
 
ですが、決定は決定。休止が決定した状態で議員になった私がやらなくてはいけない事は、これからの議論を進めるという事だと思っております。過去どういった経過を辿って現在に行きついているのかは無論把握しますが、過去は変えられません。議会ではこの川崎縦貫鉄道計画以外の施策でどのように地域の交通利便性の向上に繋げられるかという観点で、(主に縦貫鉄道計画の為に貯められてきた基金である)鉄道整備準備基金の活用や、バス路線の充実を取り上げて参りました。
 

縦貫鉄道計画廃止へ~代替施策含めて今後の方向性は!?~

6月1日まちづくり委員会配布資料

そもそも、川崎縦貫鉄道の意義は何だったのでしょうか?
 
平成28年第1回定例会予算審査特別委員会における当方の質問に対して、以下のようにご回答いただいています。
 
「同路線の整備意義といたしましては、首都圏における広域鉄道ネットワークの形成や、JR南武線など既設路線の混雑緩和に質するほか、鉄道不便地域の改善や移動時間の短縮などの効果が期待されるものでございます。」
 
主に
1.広域鉄道ネットワークの形成
2.JR南武線など既設路線の混雑緩和
3.鉄道不便地域の改善
4.移動時間の短縮
の効果が期待されるという認識でした。
 
上記の課題に対して、今後どのようにアプローチしていくのかが大事です。今回の報告の中では、
 
廃止前提となっているので1.の課題は解決が出来ませんが、代わりに川崎縦貫道路の整備を進め、鉄道ネットワークから道路ネットワークの形成へ変化。2.については、長編成化に加え、オフピーク通勤等の輸送需要の調整に向けた取組みを進める。3.については、路線バスを基本とする地域公共交通ネットワークの形成(小型バスの活用を含めた路線バス拡充と、タクシー事業を含めたコミュニティ交通支援の2本柱)を進める。4.については、鉄道程の解決策は見込めないにしても、道路混雑の緩和や路線バス等の充実により少しでも改善方向に。
 
川崎市総合都市交通計画自体は、羽田連絡道路の事業など全市にわたる幅広い内容が記載されていますが、川崎縦貫鉄道事業で効果を見込んでいた部分の代替は何か?という部分に対して、私個人が受け取った方向性です。
 
今回の報告については、今定例会(6/5~6/28)までの間で議論になるかと思います。お忙しい中ではありますが、インターネット中継もやっていますので、是非議会にご注目いただければと存じます。
 
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。