一般質問①「市バス交通渋滞対策」について〜野川柿生線にフォーカス!〜

一般質問①「市バス交通渋滞対策」について〜野川柿生線にフォーカス!〜

みなさん、こんばんは。川崎市議会議員(宮前区選出)の矢沢孝雄です。
 
本日は先日6月27日まで開会していた市議会第2回定例会から、当方が一般質問で取り上げた内容について報告いたします。
 
先ず、市バスにおける交通渋滞対策についてです。
 
宮前区の向丘地区では、主に野川柿生線という主要道路を走る市バスがメインに使われています。鷲ヶ峰営業所〜溝ノ口、聖マリアンナ〜溝ノ口等ですね。バスの本数が非常に多いのでバス交通の便が良いものの、一方で片側一車線の為、バスの追い越しがスムーズにできないことが交通渋滞を引き起こしている状態でもあります。
 
片側一車線の道路をなんとか増やせば良いのでは?と思われるかもしれませんが、車線を増やすことはちょっと現実的に考えれば難しいことがわかります。ただ、その中で可能な限り道路渋滞を改善していきたい。そのような想いで質問をさせていただきました。
 

市バスにおける交通渋滞対策について


 
矢沢たかお
 はじめに、市バスにおける交通渋滞対策について伺います。先日公表された、都市計画道路網の見直し方針の改定において、駅アクセスの向上を目的とした市バス走行環境の改善の手段として、バスベイ設置に関する報告がされました。モデル路線に選定された野川柿生線溝ノ口方面に関しては、時間最大バス本数が上り下り合わせて朝ピークで53本・日中27本・夕ピーク34本、総利用者数は上り下り合わせて5万人弱。バス停利用者も溝ノ口駅から離れた神木本町から蔵敷にかけては、日に658人から2,074人と、他の路線と比べて多くなっていることが報告されました。従来から、当該道路のピーク時間帯における道路渋滞対策は地域の課題として取り上げられ続けてきました。この度、当該路線が道路改良のモデル路線として選定されたことは、地域に取っても非常に大きなことだと考えております。
 ①そこでまず、バスベイ設置の取組について伺います。野川柿生線は片側一車線で幅員に余裕がないことから、バス停に停車した路線バスの追い越しが困難であり、それが後続する路線バスの運行に悪影響を与えていることについては理解する一方、懸念点もあります。現在、ピークの時間帯などにおいては、市バス自体が多い時には3台連なって走行しています。朝の時間帯、急ぐ車は平気でバス停に停まった市バス3台分を追い越していく姿が散見され、対向車との接触事故が懸念される危険な状態です。バスベイが整備されると連なる市バスの台数が増えることに加え、追い越した車が本線に戻るタイミングと、先頭の市バスがバスベイからが本線に戻るタイミングとが重なる危険性も増すのではないかと懸念されます。市バス運転手に対する一層の配慮等、安全対策などが必要と考えますが、見解をまちづくり局長に伺います。
 

平日朝7時ごろの様子

 
まちづくり局長
 ①バスベイ設置の取組についてのご質問でございますが、改訂いたしました都市計画道路網の見直し方針におきましては、既存道路網を活用した短期的対策として、野川柿生線等を路線バスの走行環境改善に取組むモデル路線に選定いたしました。現在、野川柿生線について、モデル的取組として、バスベイ設置の検討を進めているところでございます。
 同路線では、路線バスが停車している際に、反対車線にはみ出して無理な追越しを行う車が見受けられますが、この取組により、はみ出さずに追越しが可能になるとともに、停車中のバスへの追突事故を予防できるなど、交通の円滑化や、安全性の向上が期待されるところでございます。
 バスベイの設置により、必要となる安全対策につきましても重要な課題でございますので、バス事業者等とも連携しながら検討を進めてまいりたいと考えております。
 
矢沢たかお
 ②現在、具体的に検討がなされているのは公共用地を活用できる向丘出張所バス停とのことですが、設置までのスケジュール感をまちづくり局長に伺います。
 また、当該箇所にバスベイを設置することで、7台分ある向丘出張所専用の駐車場が4台分失われるとのこと。代替として、出張所裏手に駐車場を整備できるか検討中とのことです。
バス路線沿いにあり、まさに出張所の目の前にあった駐車場が、旧道側になることは市民にとって、駐車場がわかりにくくなると考えます。表と裏の両方に分散してあることで、駐車場の空き状況がつかめなくなることも課題だと考えます。これらの課題に対しては、出張所に近くバス路線沿いの民間有料パーキングの活用や、駐車場案内は勿論、空き状況がわかるような工夫が必要と考えますが見解と対応を伺います。
まちづくり局長
 ②向丘出張所前バス停へのバスベイの設置についてのご質問でございますが、今後、バスベイを設置するためには、向丘出張所の駐車場用地の一部を活用する必要がございますので、今年度につきましては、地元調整や安全対策などの検討を進め、概ね2年後をめどに整備を行ってまいりたいと考えております。
 また、整備に伴う出張所の駐車場機能の代替措置につきましては、今後、駐車場の利用実態を調査した上で、出張所利用者の利便性や安全性が確保できる様々な方策について、出張所や地域の皆様の御意見を踏まえ、検討を進めてまいりたいと考えております。
 
矢沢たかお
 ③バスベイについては、一箇所のみでは、当初の目的自体に対する効果が低いのでないかと考えます。その他の候補地と民有地におけるバスベイ設置についてのお考えをスケジュール感含め、まちづくり局長に伺います。
 また、市バス走行環境の改善の為には、公共車両優先システム(PTPS)にも期待したいところですが、野川柿生線へのPTPS導入に関する見解を併せて伺います。
まちづくり局長
 ③バスベイ設置の取組などについてのご質問でございますが、向丘出張所前バス停の周辺には、バスベイ設置の可能性がある公共用地がございますので、こうしたバス停の周辺調査を行い、出張所前のバスベイ設置と併せ、より効果的・効率的な改善方策につきましても検討してまいります。
 その他のバス停につきましては、モデル的取組による効果や課題等の精査を行ったのち、対応を検討してまいりたいと考えております。
 次に、公共車両優先システムについてですが、野川柿生線のような著しくバス運行本数が多い路線に導入した場合、バスに対する信号が優先され、交差する側の道路において、赤信号となる時間が増加し、交通混雑につながるおそれがあることから、同システムの導入は適さないものと考えております。
 
矢沢たかお
 ④この度のモデル路線、野川柿生線においてはバスベイや、交差点改良も含まれています。改良検討箇所として選定されている蔵敷交差点は、右折車両が多いのにも関わらず、上り下り両側において右折レーン及び右折信号が設置されていない為、右折車待ちによる運行上の影響が出ていると考えます。一般車は、頻発する交通渋滞を避ける為、菅生小学校の前を流れる平瀬川支線沿いの抜け道を走行する為、通学路の安全性が脅かされている状況にもあります。当該交差点の改善は、市バスの走行環境改善に加え、これらの課題にも寄与するものだと考えます。交差点改良に向けた今後の具体的な取組をまちづくり局長に伺います
まちづくり局長
 ④交差点改良についてのご質問でございますが、「都市計画道路網の見直し方針」の改定では、蔵敷交番交差点にを含む6箇所の交差点を抽出したところでございます。
 蔵敷交番前交差点につきましては、野川柿生線への右折斜線の設置について、様々な検討を実施しましたが、現在の道路幅員内での設置は困難な状況でございます。
 また、交差点の幅員については、沿道の土地利用転換後、周辺の土地利用状況の変化を注視しながら検討してまいりたい
と考えております。
 
 今回、野川柿生線の市バスにおける交通渋滞対策を質問させていただきましたが、バスベイ1箇所のみでは効果が薄いと思われます。向丘出張所から神木本町に至るまでは特にバス路線が合流するところなので、公共用地ニ加え、民間用地でも使えそうなところがあれば積極的に推進していただきたいと思います。また、蔵敷交差点に関しては、一見幅員が取れているように見えますが、法令上、実は足りていない現状があります。道路幅員を拡幅しようとすると、JAセレサ菅生支店側の歩道をいじめる必要が出てきます。そうなると、現在歩道は最低1.5m確保しないといけないという決まりがあるので、土地を買う必要がでてきます。諦めはしませんが、かなり難しい課題な上、時間がかかるのが現実です。
 
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。