路上喫煙防止条例とポイ捨て禁止条例

路上喫煙防止条例とポイ捨て禁止条例

先日、当方事務所に匿名で、「たばこのポイ捨てがひどすぎるので、どうにかして欲しい。川崎市には路上喫煙防止条例等はあるが、条例には罰則がないため、強制力がない。罰則を設けるなどする改訂を行い、路上喫煙者やポイ捨ての取り締まりを強化してほしい」といった主旨のお手紙をいただきました。
事務所に匿名で、というのは少なくないことなのですが、内容を確認した後ご連絡が出来ないのが非常に残念です。
今回のことも私個人としては、非常にごもっともなご指摘をされている方なので、直接お会いして議論したいという思いでいっぱいです。
直接お伝えできない分、このブログで今回の内容について少し記載をさせていただきたいと思います。
川崎市には、平成18年に施行された「路上喫煙防止条例」と、平成7年に施行された「ポイ捨て禁止条例」があります。
ポイ捨てに該当するものは、空き缶やペットボトルだけでなくたばこの吸い殻なども含まれる為、ご指摘いただいた方のお気持ちを察するに、該当するのは「ポイ捨て禁止条例」のことだと理解しています。
ポイ捨て禁止条例ですが、市が定めている駅周辺などを中心とした散乱防止重点区域では、違反者に対して罰則があり、過料を徴収することになっています。
ですが、それ以外の区域では過料徴収などはありません。現在、駅中心に指定されている散乱防止重点区域では、独自の監視員が町中を巡回しチェックをしています。その中で悪質な違反者を見つけ対応するといった仕組みになっています。これは、最近施行された「川崎市客引き防止条例」も同様です。
確かに重点区域を広げる、もしくは罰則対象範囲を市全域に拡大すれば、この方の願意には叶うのかなと思うのですが、どうやって監視をしていくのかというのが問題になります。市民が見つけた瞬間に市民に指摘し、どこかしらに報告するといった形は、大きな住民トラブルの原因にもなりかねませんし、簡単には出来ません。日々、見回り頂いている警察と連携するのが現実的ではありますが限界があります。かといって、監視員を市全域に配置するのは予算の関係で現実的ではありません。
良いことだとは思いますが、改訂を推進するには予算的な部分も考慮しながら、”どうやって”の議論が当たり前ですが必須です。
条例改定とまではいかなくても、ポイ捨て禁止条例自体が市全域を対象にしている条例ですので、現地を確認し、あまりにも吸い殻の散乱がひどいような場所で頻繁に続くような箇所に関しては、張り紙等での周知を強化しつつ、それでも改善されない場合は、市担当者による監視などを限定的に行うなどの対応が望ましいと私は思っています。
今回ご指摘いただいた内容に関しては、具体的な場所も記載いただいておりました。私も見に行きましたが、継続して悪い状態が続くようでしたら上記に記載したような観点で、市に対して改善を促したいと思います。