タイ視察2日目(カシコン銀行/ケンラックシステム株式会社/ABC++)

タイ視察2日目(カシコン銀行/ケンラックシステム株式会社/ABC++)

タイ2日目の本日は朝8時から、タイのメガバンク・カシコン銀行、日系企業・ケンラックシステム株式会社、川崎中小企業バンコク合同事務所の3箇所を視察してまいります。いずれもテーマは「中小企業連携促進」です。
移動等含めて、夕方までいっぱいいっぱいの工程になっており、夜からは明日のラオス視察に向けて、バンコク空港からヴィエンチャンに飛行機で移動します。
先ず始めは「カシコン銀行」です。視察先の概要は以下のとおりとなっています。
「視察先の概要」
 カシコン銀行は1945年に設立されたタイのメガバンク。中国、ASEAN各国に拠点を配置しており、東京に駐在員事務所がある。日系企業との取引に積極的であり、バンコクの本店にジャパンデスクを配置しており、日本の地銀等30を超える組織kと提携をしている。インドネシア等周辺の国の銀行も等銀行からノウハウを学ぶほど、東南アジア地域では群を抜いてビジネスマッチングに注力している。
タイ、バンコクの経済状況について。日経企業の状況について。ビジネスマッピングへの注力等について視察をしてまいりました。

カシコン銀行前での集合写真

 日本企業の積極的なアジア進出をサポートするため様々な支援サービスを提供しているカシコン銀行様。最大の強みは、AEC+アドバイザーとしての多様で質の高いレポート、ビジネスマッチング(2015年計670件のマッチングケースの内、日系企業取引先に関わる案件は333件とのこと)。

今後も川崎市から進出してくる企業に対しても積極的に支援サポートを行なっていくとのお話がありました。
続いて、日系企業・ケンラックシステム株式会社を視察してまいりました。
「視察先の概要」
 バンコク中心部に現地日系企業を中心に生産管理システム等を納入するため2016年に進出。販路開拓のため、積極的に展示会や商談会に参加されている。川崎の中原区に本社がある。
 ジャパンシステム タイランド(Japan System Thailand)様は、川崎市中原区で事業を行っていたケンラックシステム株式会社から、派生した会社で2015年12月に会社を設立し、2016年3月にはカシコン銀行主催のビジネスマッチングに参加し始めるなどタイでの日系企業・ローカル企業の生産工場における生産管理システムをメインに事業をスタートしました。
 まだ会社設立から10ヶ月という状況の中、タイでビジネスを進めるにあたり契約関連でのトラブルなどが続き、その度に親身になって解決に向けて一緒に動いてくれるパートナーを探しているとのことでした。現在、東京都ではタイに駐在事務所を設けており、タイ行政とのつながりも強く、東京都企業だけではなく日本企業全体のビジネス相談にものっています。川崎市においてもタイ行政との連携を強め、タイに進出した中小企業を様々な面でサポートする行政機関を設けて欲しいという相談もありました。さらに市内企業向けにビジネスマッチング等、ビジネスサポートの機会や質を高めていただきたいという相談をいただきました。
 私の所感を申し上げると、タイという国の経済状況(圧倒的売り手市場という雇用環境、賃金上昇、労働力の不足等)を考えるとITによる生産性の向上、業務効率化に目を向けたという意味では非常に今後需要があり、伸びていく部分に良いタイミングで着目されたなと感じました。そしてすぐにでもビジネスを軌道にのせていきたいという熱意も感じました。
その一方で、タイにおけるビジネスノウハウが希薄な印象を受けたのが正直なところです。需要があることが目に見える状況だからこそ、すぐにでも会社設立しタイでターゲットからシステム受託していきたいという想いがあったのではないかと考えますが、”行政からの支援”を考える以前に本来であればやっておくべきことがあったのではないかと感じてしまいました。
 ですが、川崎市が行政としていままで海外進出を考える市内中小企業に対して、タイに限らず進出した後にビジネスマッチングを含めたビジネスサポートをどこまで実施しているのかという部分では改めて見直す必要もあるなと考えています。技術力がある企業が必ずしも海外で成功するとは限りません。ですが、日本でも通じる技術力や武器がなければそもそもビジネスにはなりません。そういった根本的な力を持った企業が海外で力を発揮できるように支援することが本来の形だと感じますので、日本に帰ってからもその点については調査・活動をしていきたいと思います。
川崎中小企業バンコク合同事務所(ABC++)
「視察先の概要」
 バンコクの中心地にあり、川崎市内企業のバンコク出張の際、オフィスとして利用可能なスペース、応接室等の提供を行っている。サービス利用に関し、川崎市内企業の負担は、基本的にはない。等事務所事業については、本市がサービスを行っている。
そして、視察が終了次第すぐにバンコク空港へ移動。夜にかけて視察の最終地、ラオスに向けて出発致しました。